アボット・ラボラトリーズ(NYSE:ABT)は第2四半期に予想を上回る売上高と利益を報告したが、今年の残りの期間の利益と成長の予測は下方修正された。
同社は第2四半期の売上高が111.4億ドルを記録し、アナリスト予想の110.7億ドルを上回った。アメリカの医療技術(MedTech)大手は1株当たり調整後利益が1.26ドルで、アナリスト予想の1.25ドルを上回り、1.23〜1.27ドルの予想を果たした。
アボット・ラボラトリーズのロバート・B・フォード会長兼最高経営責任者(CEO)は「今年の下半期から来年上半期にかけて、我々は単一の数字で二桁の増収と利益率の大幅な拡大を記録し、新製品のパイプラインを通じた主要なプログラムを引き続き推進しています」と述べた。「我々は、この勢いが2026年にも続くと見ています。」
アボットは、2025年の年間調整後利益予想を1株当たり5.05ドル~5.25ドルから1株当たり5.10ドル~5.20ドルに縮小し、アナリスト予想の5.16ドルに対して下方修正した。同社は、有機成長率について、従前の予想が7.5%〜8.5%だったのに対し、7.5%〜8.0%の予想を立てており、COVID-19関連の検査販売を含むと6.0%から7.0%になるとしている。
アボットは売上高の約23.5%に対応する調整後営業利益率を予想しており、前回の予想(23.5%~24.0%)から下方修正している。アボットは2025年第3四半期の調整後利益について、1株当たり1.28ドル~1.32ドルの予想を立てており、アナリスト予想の1.34ドルに対して下方修正した。
なお、アボットの2025年第3四半期の調整後利益予想は1株当たり1.28ドル~1.32ドルで、アナリスト予想の1.34ドルに対して下方修正が行われた。
木曜日のアクティビティ
アナリストは、今回の決算発表に伴いアボットに関する12か月ターゲット株価を変更した。
- BTIGのマリー・ティボー・アナリストはアボットを「バイ(買い)」とし、株価ターゲットを148ドルから145ドルに引き下げた。
- ジェフリーズのマシュー・テイラー・アナリストはアボットを「ホールド(中立)」から「バイ(買い)」に格上げし、株価ターゲットを143ドルから145ドルに引き上げた。
- みずほのアナリスト、アンソニー・ペトローネ氏はアボットを「ニュートラル(中立)」とし、株価ターゲットを140ドルから135ドルに引き下げた。
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