画期的な進展として、ビットコイン(仮想通貨:BTC)のマイニング作業が地球上で最も寒い地域の1つで行われることになった。
出来事:個々の小売マイナーと再生可能エネルギーを利用した施設を結びつけるビットコインマイニング企業であるSazminingは、プレスリリースで新しいサイトが北極圏より少し上のノルウェーに設立されると述べた。
マイニングサイトは水力で稼働し、この過程で発生した熱は油を燃料とするボイラーで建物を暖房するのに活用されるだろう。
さらに、余剰熱は現地の産業に供給される予定で、たとえばタラを干したりする際に利用され、住民がエネルギー費用を節約できるだろう。
「我々はビットコインマイニングが真の価値を提供できることを証明している。ほぼ100%の排出ガスがないエネルギーとマイニングの熱を現地の産業に活用することで、全員が利益を得ることができる」とSazminingのCEOであるKent Halliburton氏は述べている。
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なぜ重要なのか:ビットコインマイニングサイトは大規模なデータセンターであり、これがネットワークの安全性を保ち、さらにビットコインを流通させるのを支援している。
このプロセスにおいて熱は最大の副産物の1つであり、この余剰熱を再利用することは、特に極めて寒い地域の場合、収益性の高いビジネス機会となるかもしれない。
ビットコインマイニングはアメリカで最も活発なビットコインマイニング拠点であるテキサスでも重要な役割を果たしている。
ここでのマイニング作業は、州の電力を安定させるためのもので、その際に電力容量が余剰となっているときはマイニング作業を行い、逆に過酷な気候状況下で州の電力使用量が増加した場合には、その分を減らす役割を担っている。
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