ドナルド・トランプ前大統領の甥であるFred Trump III氏は、有色人種に対する差別用語の使用、複雑な障害を持つ人々に対する驚くべき発言など、大統領の叔父に対して深刻な非難を浴びせました。彼はまた、近日行われる選挙でカマラ・ハリス氏に投票する意向を表明しました。
出来事:Fred Trump III氏は、新刊『家族の中のすべて:トランプ家と私たちがこうなった理由』のプロモーションの際、「複雑で時に残酷な」彼の叔父の振る舞いを詳述しました。ABCのインタビューで彼の叔父の変化を問いただすと「これが私が知っていた同じヤツなのか?」と発言しました。
Fred Trump III氏によると、彼が書いた本はただの政治的な攻撃ではなく、と強調しているのは、その本に書かれたチャプター「レイスカード」にて叔父が差別発言をした出来事の詳細について記述しています。トランプ前大統領はこれまで一貫してこのような告発を否定してきました。
トランプ大統領選キャンペーンの広報担当ディレクターであるSteven Cheung氏は、ABCニュースが報じたところによると、この主張を「まったく根拠のない虚報」と一蹴しました。
Fred Trump III氏はまた、トランプ前大統領とともに複雑な障害を持つ人々のための提言をホワイトハウスで行ったときのことも話しました。その際、彼はホワイトハウスでの叔父との会合で、当時大統領であった彼に対して、インタビューによれば「これらの人々、全ての費用。彼らはただ死ねばいい」と発言したとのことです。
それに先立ち、Fred Trump III氏はハリス氏に投票すると表明しましたが、もしトランプ氏が勝利した場合は、トランプ前大統領が招待するなら、大統領就任式にも出席すると述べました。
なぜ重要か: トランプ前大統領に対し家族の誰かが公然と批判するのはこれが初めてのことではありません。2024年6月、ドナルド・トランプ大統領の姪であるMary Trump氏は、大統領のことを指して、「全てを崩壊させたがるおかしな伯父さん」と発言し、バイデン大統領と対照的な姿を示しました。
さらに、2023年11月には、Mary Trump氏が大統領の過去に大学院入試での不正行為を告発するなど、トランプ家の間に不和があることを示す報道もありました。
2024年の大統領選挙は、このうちジョー・バイデン副大統領が選挙から撤退したことで、カマラ・ハリス氏とドナルド・トランプ氏の間で激しい戦いが繰り広げられることが予想されています。