Planet Labs PBC（NYSE:PL）は月曜日の寄り前に2026会計年度第2四半期の財務実績を発表した。
以下は第2四半期の実績電話会議の書き起こしである。
この書き起こしはBenzingaのAPIによって提供されている。
オペレーター
ご列席の皆様、本日は当社の2026会計年度第2四半期の収益電話会議にご参加いただきありがとうございます。本日の発言の後、質疑応答のセッションを設ける。質問したい方は手を挙げるように。もし本日の電話会議にダイヤルインした場合は、手を挙げるためにスターボタン（＊）9を押し、ミュート解除のためにスターボタン（＊）6を押すように。これで投資家向け広報担当の副社長クリス・ジェヌアルディ氏に電話を渡す。どうぞ。
クリス・ジェヌアルディ（投資家向け広報担当VP）
オペレーターさんありがとう、皆さんこんにちは。Planet Labsの2026会計年度第2四半期の収益電話会議へようこそ。私はここニューヨーク証券取引所にて、決算の要約を行い、現状の見通しを語るウィル・マーシャルCEO兼会長兼共同設立者、アシュリー・ジョンソンと共にいる。今回の電話会議に際し、投資家向け広報ウェブサイトで閲覧可能な収益プレスリリース及び収益更新プレゼンテーションを参照することを皆に勧める。話を始める前に、将来の出来事または財務見通しに関連する将来予測情報を述べることを改めてお伝えしておく。将来予測情報はいずれも経営陣の見通し計画・推定・期待・予測に基づくものである。この種の将来予測情報の含有は、Planet側が将来の計画・推定・期待が実現されることを示唆するものではない。
この種の将来予測情報は、当社の米国証券取引委員会への提出書類に詳細が記されている通り、様々なリスク・不確実性・仮定の影響を受ける。実際の結果や業績はこの種の将来予測情報が示すものと大きく異なる可能性があり、当社は電話会議が行われた日以降の出来事または状況を反映するために、または予期しなかった出来事の発生を反映するために将来予測情報を更新する責任を負わない。
電話会議の中で、過去の事例及び将来予測の非GAAP財務指標についても説明する。財務及び運用の意思決定、及び期間ごとの比較評価の手段として、当社はこれらの非GAAP財務指標を用いている。これらの指標は営業成績に関する有用な情報を提供し、過去の財務実績と将来の見通しの全体的な理解を高め、経営陣が財務・運用の意思決定を行う上で用いる主要指標に関し、より高い透明性を実現していると当社は考えている。
非GAAP財務指標に関する詳細情報は、今朝早く当社ウェブサイトで公開されたプレスリリースの調整表を参照されたい。さらに、電話会議全体を通じて、経営陣が用いている、そして当社業界の競合他社が用いている主要な業績評価指標を多数提供する。これらの指標はプレスリリースと収益更新プレゼンテーションの中で、準備された発言に付随する形で概説されている。ここで電話をウィル・マーシャルCEO兼会長兼共同設立者に渡す。どうぞ。
ウィル・マーシャル（CEO兼会長兼共同設立者）
クリスありがとう、皆さんこんにちは。本日も電話会議に参加してくれてありがとう。ニューヨーク証券取引所に戻ってきたことにワクワクしている。鐘を鳴らして上場して以来3年半が経ち、その間に我々は大きな進歩を遂げた。次世代のPelicanやTanager衛星を含め、6機のロケットで約200機の衛星を打ち上げた。AIを活用して迅速かつ大規模にソリューションを販売できるようになり、データ事業をソリューション販売へとシフトさせた。Agile Aerospaceにおける当社の強みを活かし、新たな衛星サービスを市場に投入した。収益ランレートは2倍以上となり、調整後EBITDAとフリーキャッシュフローマイルストーンを達成し、収益の下支えとなる好パフォーマンスを実現した。世界は劇的に変化した。国際的な安全保障上の課題が高まる中、AIが急速に導入されているが、Planetの能力は顧客にとってかつてないほど価値の高いものとなっている。
最新情報を共有したいので、早速発表しよう。Planetの第2四半期の財務実績は、チームが行った優れた2つの重要なイニシアチブの実行を反映している。すなわち、AI対応ソリューションによる日次スキャンの統合的なグローバルインサイトの提供と、衛星サービス事業の急速な拡大である。財務情報を手短に要約すると、約20%の前年比成長を示す7340万ドルの売上を計上した。これは再び成長を加速させた四半期となる。非GAAP総利益率は61%で、前年同期の58%から上昇した。調整後EBITDA利益は640万ドルで、調整後EBITDA収益性を示す連続3四半期目となった。さらにフリーキャッシュフローの黒字化を示す連続2四半期目となり、運営活動による今年度累計の8510万ドルのキャッシュフローと、フリーキャッシュフローマージンが約39%の5430万ドルのフリーキャッシュフローを届けている。
四半期末に当社の受注残は7億3610万ドルに増加し、前年比245%の増加を示した。これにより、今後12～24ヶ月の収益の見通しが明確になり、2027会計年度における当社の成長加速に自信を持つことができる。第2四半期に優れた業績を達成したことを喜ばしく思う。今期は前回の目標より1年以上早く、なおかつ会社にとって大きな節目となるフリーキャッシュフローの黒字化が見込まれる。販売ハイライトに話を移すと、まず国防・諜報部門では、第2四半期の売上成長が前年比約41%、前四半期比で約14%に加速した。これは、基幹データ・ソリューション事業の好パフォーマンスと、JSATとの衛星サービス契約によるものである。第2四半期の2つの勝利事例を共有したい。これらは7月の記者会見で発表したものに加わるものだ。
まず、ハイブリッド宇宙アーキテクチャパイロットに基づき、米国防総省の一部である国防イノベーション局より7桁の追加契約を受注した。この契約は、夏に発表した既存のハイブリッド宇宙アーキテクチャパイロットの能力を拡大するもの。短期パイロットは重要な指標と警告を配信することに重点を置いている。この契約により顧客はPlanetの日次スキャンと広範なデータアーカイブを活用し、戦略的に重要な拠点における重要な変化と脅威を監視できる。
次に、米国家偵察局はEOCLプログラムの下で当社との契約を拡大し、国家安全保障・麻薬対策・災害対策の支援におけるPlanetScopeモニタリングと海上領域認識を含むこととなった。この受注は、7月に発表した契約オプションに追加されたもの。7月の契約オプションは、Planetの日次モニタリングと高解像度タスクデータの提供を拡大し、2025年6月から10月にかけて当社のEOCLのパフォーマンスレベルを維持した。7月のAI対応ソリューションの勝利を要約すると、NATOや米国防総省を含む顧客との重要な契約を発表した。これらの契約では、宇宙ベースの監視の持続、指標と警告の強化、重要な海上領域認識機能などの使用事例が盛り込まれている。同様に、ドイツ政府との衛星サービスに関する画期的な連携には、パートナーのSimmax社によるPlanetScopeデータと海上領域認識へのアクセスに関する、複数年の8桁ACV更新も含まれている。より広い視野で見ると、当社の能力を顧客の業務に組み込み、状況認識を高め、情報に基づく意思決定を支援するダウンストリーム製品に対し、引き続き堅調な需要を見ている。
第2四半期の売上が前年比約4%減となった、かつ前四半期比でほぼ横ばいの民間政府部門に話を移すと、これは主にノルウェーNIKVIとのパートナーシップ終了によるもの、この部門は特に許可監視・施行・災害対応アプリケーションで、引き続き大幅な成長機会がある。最近のハイライトを共有すると、英国農村支払機関と7桁のACV更新契約を締結した。英国政府はPlanetのデータを利用し、国内全域における幅広い環境・農業特性の監視を含む環境土地管理プログラムを支援している。今年初め、当社はパナマ環境省と新たな関係を構築し、違法採掘・違法伐採・無許可の土地利用・無許可の道路開発が当社の広域領域に拡大しているダリエン県の継続的監視強化に向けた戦略的協力を開始した。
監視ソリューションは同省による不正行為検出を支援し、施行・統治・パナマの天然資源保護を強化する実際の洞察を生み出している。ブラジル連邦警察との連携事例のように、当社ソリューションはPlanetが安全保障と持続可能性の課題の両方に役立つことを示している場合もあるのだ。最後に商業部門に話を移すと、同部門の売上は前年比約6%、前四半期比で約13%増加。農業・エネルギー部門の好パフォーマンスによるところが大きい。顧客ハイライトをいくつか共有すると、新たに6桁の契約をグローバル農業技術会社Farmdarと締結した。
この契約により、FarmdarはCrop Insightsプラットフォームの情報となるベースマップを含め、PlanetScopeデータの広範なアーカイブにアクセスできる。これにより、Farmdarはより正確な作物検出、圃場境界の識別、耕作地のマッピングが可能になる。革新的な干ばつ保険ソリューションを提供する世界的再保険会社のスイス・リーに引き続き協力している。最近の事例を共有すると、スイス・リーはPlanetScopeとNDVIデータを活用してシリアで新しい干ばつ保険契約を作成。これにより約12万人に早期支援を提供し、790万ドルの支払いをもたらした。この事例は危機的状況における食料および必需品のニーズに対処するPlanet Dataの力を示している。
衛星サービスの拡充に話を移すと、7月にドイツと2億4000万ユーロの複数年衛星サービス契約を発表。この契約は、2025年に当社が獲得した衛星サービス分野における2つ目の勝利案件である。契約には、すでに開発中のPelicanの能力を活用したPelican衛星の専用容量も含まれている。当チームはJSATとの契約に関しても引き続き良好な実行を行っており、第2四半期の収益上方修正に寄与した。全体的に、現在の地政学的状況と宇宙への主権的アクセスの必要性により、衛星サービスに対し非常に強い需要があることが分かった。
したがって当社は戦略的機会を積極的に追求しており、パイプラインが非常に良好に成熟していることを報告できてうれしい。Space Systemsチームの並外れた実行力に話を移す。2週間前、当社の高解像度Pelican衛星2機が軌道に打ち上げられたことに大興奮した。衛星との通信に成功し、現在運用試験中。より広い視点で見ると、Pelicanプログラムの進捗状況には非常に満足している。生産ラインは現在完全に稼働しており、当社は現在4機のPelicanが軌道にあり、複数のPelicanの打ち上げが来年に予定されている。今年8月、これまでで初のハイパースペクトル衛星であるTanager 1の1周年を迎えた。
Carbon Mapperのパートナーは、Tanishaの強力なデータセットを活用して3,000ヶ所のメタンとCO2の排出を検知している。このプログラムの将来に非常に期待しており、パートナーや顧客がこの強力なデータセットを用いて何を達成するのかを見るのが楽しみだ。
結論として、第2四半期に届けた好結果に大いに満足している。データ・ソリューションと新たな衛星サービスの双方においてビジネスは順調である。進行中のAI革命を活用しており、当社は極めて有利な立場にあり、収益性目標に向けて、そして長期的に堅実なキャッシュフロー創出型ビジネスを構築する上で優れた進展を遂げた。素晴らしい四半期を過ごしたPlanetチームの全員を称賛し、顧客のために尽力したことに感謝したい。この全てを可能にしているのは彼らの献身的な姿勢とチームワークである。これで財務状況の説明のためにアシュリーに電話を渡す。どうぞ。
アシュリー・ジョンソン（不明）
ウィルありがとう。ウィルの発言に呼応し、第2四半期