市場の不安定さの中で投資家が安定した収入を求めるようになる中、ドミノ・ピザ社(Domino’s Pizza, Inc)(NASDAQ:DPZ)が発表する決算報告書が注目されている。それは株価への潜在的な影響の他にも、魅力的な配当の申し出からだ。
ドミノ・ピザは7月21日(月曜日)のオープニングベルの前に、第2四半期の決算結果を発表する。
アナリストは、同社が1株あたり3.96ドルの四半期利益を報告し、前年同期の1株あたり4.03ドルから減少すると予想している。また、ドミノ・ピザは四半期の収益がそれぞれ11.4億ドルと報告すると見られているが、前年同期の11億ドルからの増加となる見込みだ。これはBenzinga Proのデータによるものである。
7月10日、モルガン・スタンレーのアナリスト、ブライアン・ハーバー氏は、ドミノ・ピザの株について「オーバーウェイト」の格付けを維持し、株価の予想目標を510ドルから514ドルへと引き上げた。
最近、ドミノ・ピザを巡る話題の中で、いくつかの投資家は同社の配当からの潜在的な利益を視野に入れているかもしれない。現時点でドミノ・ピザは、年間配当利回り1.48%を提供している。これは、1株あたりの四半期配当金が1.74ドル(年間6.96ドル)である。
ドミノ・ピザから毎月500ドルを稼ごうと思ったら、まずは年間のターゲットを6,000ドル(500 × 12ヶ月)に設定する。
次に、この金額をドミノ・ピザの6.96ドルの配当で割り算をする。6000 / 6.96 = 862株。
このため、投資家が毎月500ドルの配当収入を得るには、ドミノ・ピザの約404,019ドル相当、もしくは862株を所有している必要がある。
より控えめな月100ドルの目標を設定した場合(年間1,200ドル)、同じように計算すると、1200/6.96 = 172株、または毎月100ドルの配当収入を得るためには80,616ドルが必要となる。
配当利回りは、配当金支払いと株価の両方が時間の経過とともに変動するため、一定間隔で変動する可能性がある。
配当利回りは、年間配当金を現在の株価で割ったものである。株価が変化すると、配当利回りも変化する。
たとえば、ある銘柄が年間2ドルの配当を支払い、現在の株価が50ドルの場合、その銘柄の配当利回りは4%になる。しかし、株価が60ドルに上昇した場合、配当利回りは3.33%に減少する(2/60=3.33)。
逆に、株価が40ドルに下落した場合、配当利回りは5%に上昇する(2/40=5)。
また、実際の配当金支払い自体も時間の経過とともに変動するため、株価が同じままであっても、これが配当利回りにも影響を与えることがある。企業が配当金を増額した場合、株価が同じままでも配当利回りは上昇する。同様に、企業が配当金を減額した場合、配当利回りは下落する。
DPZの株価アクション:ドミノ・ピザの株価は7月22日(水曜日)、0.7%上昇して468.70ドルで取引を終えた。
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