iShares Bitcoin Trust ETF(NASDAQ:IBIT)のチャートは、まるで板を剥がされたように見え始めている。かつて止めどなく上昇していたビットコインETFは、今やその勢いを失い、50日移動平均線が200日移動平均線に近づくというテクニカルな動きを見せている。デスクロス(死の十字線)が現れるまであと一歩であり、トレーダーはその状況を見極めている。
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IBITのトレンドは弱気に転じている

IBITは52.14ドルで取引されており、長期の主要な移動平均線を下回っている。58.79ドルの50日移動平均線と58.67ドルの200日移動平均線はほぼ重なっており、下降傾向となっており、今後はデスクロスの可能性もある。
モメンタムも価格の上昇を後押ししていない。MACD(移動平均収束発散)は-1.83で売り手が市場を支配している状態であり、RSI(相対力指数)が45であることからオーバーソールドは示されていない。つまり、下落圧力が高まっても、テクニカルな買い手が急いで価格の回復に動き出すことはないだろうということだ。
短期的なサポートは脆弱
拡大して見ても状況はあまり良くない。8日移動平均線の51.58ドルと20日移動平均線の51.72ドルは現在の価格よりも下に位置しており、薄いサポートラインにすぎない。ここを割り込めば、IBITは短期的な足掛かりを失うことになる。
このETFはすでに過去1ヶ月で13%、過去6ヶ月で16%、今年に入ってから6%下落しており、71.82ドルの高値から徐々に下落し、42.98ドルの安値に近づいている。
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トム・リーは引かず
しかし、チャートはテクニカルな損失と表現できる状況下にあるにもかかわらず、トム・リーは強気である。ファンドストラットの強気派であるトム・リーは、ビットコイン(CRYPTO:BTC)が年末に10万ドルを超えるという見方を維持しており、暦が変わる前に新たな高値をつける可能性も示唆している。言い換えれば、トム・リーはチャートの現状を誤っていると考えており、実際にはマーケットは単に投資家の動揺を反映しているだけだと考えているということだ。
チャートと確信の間で分裂するマーケット
もしデスクロスが現れたら、トレーダーはより深い損切りを見込むことになるだろう。トム・リーの見方が正しければ、デスクロスは長期的な強気相場における誤警報の1つにすぎないことになる。いずれにしても、IBITは決定的な段階に入りつつあり、チャートの状況は騒々しくなりそうだ。
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