1月下旬の終わりの天気予報が大きく変わり、米国の大部分で平年よりもはるかに寒くなるとの見通しが示されたことで、月曜日に米国の天然ガス価格が急騰した。
ヘンリーハブの天然ガス先物は約20%急騰し、1MMBtuあたり約3.70ドルとなった。数日前に付けた13週間ぶりの安値である1MMBtuあたり約3.10ドルを下回る水準からのリバウンドである。この動きは、2024年10月以来の最大の一日値上がりとなり、2020年9月以来2番目に大きな上昇となった。

北極圏の寒波が暖房需要増の懸念を引き起こす
今回の価格上昇のきっかけとなったのは、カナダから米国中西部および東部に南下することが予想されている北極圏の寒波である。
米国の国立気象局(National Weather Service)によると、「ハドソン湾の中心にある上層低気圧を周回する短波エネルギーにより、五大湖周辺で冷涼かつ突風のある西風が吹く」とのこと。
この結果、湖岸部での雪が予想されており、「一般的に8~12インチの積雪が予想されている」ほか、週の中頃には局地的により多くの積雪が予想される。
中西部の広範囲にわたって予想される気温は、0度未満の一桁台で、平均気温よりも20~30度低い見込み。南東部の晴天もまた、大幅に冷え込む夜の気温に寄与しており、ジョージア州南部からフロリダ州北部および中央部にかけて凍結警報が発令されている。
この寒冷な見通しは、暖房需要と発電の必要性を大幅に高めると予想される。
ウェザーチャンネル(The Weather Channel)は、米国全土の2億人以上の人々が氷点下の気温を経験すると予測しており、ミネソタ州の一部では風による体感温度が0度以下20~30度まで低下すると報告している。
火曜日に上昇しそうな米国株は?
月曜日はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア記念日のためウォール街の株式市場が休みだったため、天然ガスに関連した銘柄は市場再開時に反応する可能性がある。ガスの生産や価格に密接に関連する銘柄には、EQT Corp.(NYSE:EQT)、チェサピーク・エナジー・コーポレーション(Chesapeake Energy Corp.)(NYSE:CPK)、アントロ・リソーシズ(Antero Resources Corp.)(NYSE:AR)、およびレンジ・リソーシズ(Range Resources Corp.)(NYSE:RRC)などがある。
