オラクル(NYSE:ORCL)の今夜の収益報告はクラウド予約、AIパートナーシップ、GPU容量に焦点を当てるだろう。しかし、ほとんどの人が予測していない実際の物語はこうだ。オラクルは、AI軍拡競争において最も価値があり、最も規制されたデータセットを支配している可能性がある。そして、計算能力とは異なり、このデータセットは複製、賃貸、または四半期ごとに増強することはできない。
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オラクルの堀としての医療データ
サーナー(Cerner)は不格好な統合として片付けられたが、今ではAIの大当たりくじのように見える。オラクルは病院、保険会社、臨床作業、電子健康記録の中に存在している。これらは、米国の医療で実際にAIモデルが必死に必要としているデータを生成している部分であるが、法的に他のどこでもアクセスすることができない部分だ。
マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)、アマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)、およびルファベット(NASDAQ:GOOG)は望むだけモデルを訓練できるが、規制された医療データなしではスタートラインに立ったままだ。
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単なる計算能力ではなく準拠が必要なAI
AIブームの最も重要な部分である医療診断、予測分析、臨床用意思決定ツールには、明確な出所とHIPAA(米国の医療情報のプライバシー保護に関する法律)レベルの監査証跡のあるデータセットが必要である。
それはオラクルの得意分野である。AIは幻覚を起こすことがあるが、医療記録はそうではない。そして、規制当局があらゆるピクセルを監視している業界では、コンプライアンスに適ったデータの管理はGPUアクセスよりも強力だ。
ウォール街が織り込んでいない部分
オラクルの第3四半期の報告書はクラウド成長とAI需要を分解するだろうが、同社の真の上昇の可能性は、ウォール街がまだ修理が必要な家のように評価しているビジネスからやって来るかもしれない。もし医療AIが次の1兆ドル規模のカテゴリーになった場合、オラクルはクラウドの遅れ企業ではなく、他社が再現できない法的に保護されたデータ要塞をすでに抱える唯一の大手IT企業である。
決算発表に向けての疑問は、オラクルがクラウド分野で成果を上げるかどうかではない。投資家が同社の医療部門に隠されてきた堀にようやく気付くかどうかである。
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写真:Sundry Photography via Shutterstock

