2026年のテクノロジー業界では異常な事態が生じている。伝統的なバリュー投資家、つまり通常は成長株に手を出さない割安株ハンターたちがテクノロジー株に注目し始めているのだ。
- TSLA株は動きがある。 こちらでチャートと価格の動きを確認できる。
これはカナダの資産運用会社ミドルフィールド・グループの見解で、同社は最近の市場コメントで、テクノロジー株の評価は「成長投資家にとって魅力的な水準を超えて圧縮された」と指摘した。
“現在では、伝統的なバリュー投資家の注目を積極的に集めている。彼らは、現在の株価収益率と将来のキャッシュフロー創出可能性との間に深刻な断絶を認識しているのだ”と同社は述べている。
数字がその理由を示している。ナスダック総合株価指数は年初来で4%以上下落している。そしてiShares Expanded Tech-Software Sector ETF(BATS:IGV)は2025年9月のピークから約30%急落している。
メガキャップ企業の中で、テスラ(NASDAQ:TSLA)とマイクロソフト(NASDAQ:MSFT)は大幅に値を下げており、ミドルフィールドが説明するような評価の圧縮の代表例となっている。
逆説的なのは、収益が価格と共に落ちていないことである。
ミドルフィールドは「テクノロジーは引き続き市場全体で最高の利益成長を提供している。しかも非常に大きな差で、かつ継続的にポジティブな修正によって」と書いている。
また、ブラックロック投資研究所が別途発表したところによると、テクノロジーセクターの収益は2026年に43%増加すると予測されている。これは昨年の26%から上昇している数字だ。株価は下落しているにもかかわらずである。
ゴールドマン・サックスのリサーチチームはテクノロジー株の株価収益率が消費者必需品や資本財の株価収益率を下回る水準にまで下落していると見ている。成長期待がはるかに高いにもかかわらずだ。まさにバリュー投資家が利用しようとする断絶のパターンである。
ミドルフィールドは単にこのセクターが面白いと言っているだけではない。投資を促しているのだ。
同社は投資家に「テクノロジーセクターへの投資配分を増やすことを真剣に検討すべきだ」と書いている。最近の価格調整によって「セクターのリスクが根本的に軽減された」からだ。
ミドルフィールドの見解では、2026年のテクノロジー株売りは収益機関を破壊したわけではない。単に割安になっただけである。
写真:Hryshchyshen Serhii / Shutterstock

