研究者トロイ・テスライク氏によると、テスラ(NASDAQ:TSLA)の中国および世界全体での販売は、第4四半期に確実に新記録を達成する見通しだが、その結果もたらされる2023年の販売下落を阻止するには十分ではないだろう。
出来事 2023年の納車数180万台弱を上回るためには、テスラは第4四半期に少なくとも514,926台の自動車を納入する必要がある。
トロイ氏によると、中国および世界全体での販売は2024年第4四半期に新記録を達成すると予想されている。テスラが世界中で納車した自動車の最も多い四半期は、2023年第4四半期で、その時に同社は484,507台の自動車を納入した。
トロイ氏は「この四半期の販売台数は、昨年の同じ時期を上回るはずだ。残念ながら、それでも全年間の納車数の減少を防ぐには十分ではない」と語った。また、トロイ氏によると、米国におけるモデルYの販売台数と、今年第4四半期の前年同期比でのヨーロッパにおける販売台数が減少しているという。
今回の出来事の背景 テスラが第4四半期に50万台以上の電気自動車(EV)を納入することができれば、フォロワーたちは同社の年間納車台数が減少したことを見過ごすかもしれないが、現在のデータに基づくとそれは「難しく見える」とTeslike氏は述べている。
一方で、50万台未満の四半期納入台数であれば、「がっかりするだろう」と彼は付け加えた。
今週初め、Teslike氏は、同社はより高価なファウンデーションシリーズではなく、自動車の通常バージョンの販売を開始したことを受けて、サイバートラックの生産は第4四半期には多分利益をもたらさないであろうとも述べている。
ファウンデーションシリーズのサイバートラックの基本価格は約10万ドルだったが、通常シリーズのサイバートラックは約8万ドルからのスタートだ。
サイバートラックの生産は、3四半期において初めてプラスの粗利益率を達成した。
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写真提供:Tesla