27歳で、カロライン・リーヴィット氏は、ドナルド・トランプ次期大統領政権下で、史上最年少の米大統領報道官に就任することになります。
トランプ氏はリーヴィット氏に大きな期待を寄せており、彼女を鋭い、タフで、大統領の「アメリカ再び偉大にする」メッセージを演壇から広めるための鍵と位置付けています、とBBCが報じています。
Politicoによると、リーヴィット氏の報道官就任はすでにほぼ決定しており、大統領報道官の職は上院の承認を必要としないためです。
ニューハンプシャー州出身のリーヴィット氏は、大学時代にコミュニケーションと政治学を学んでいたセイントアンセルム大学でコミュニケーションのキャリアをスタート。学生時代には、フォックスニュースやトランプ大統領の報道官でインターンを経験し、これが報道関係に興味を持つきっかけとなりました。
リーヴィット氏は2019年に大統領演説執筆者としてトランプ政権に参加し、その後は助手報道官に転身、とBBCは指摘しています。リーヴィット氏は、大統領報道官キャリー・マカニー氏と密接に連携し、高圧的なブリーフィングに備え、偏向した報道を許さないと主張してきました。
ホワイトハウスを離れた後、リーヴィット氏はレプ.エリーズ・ステファニック(共和党、ニューヨーク州)の広報部長を務めました。2022年にはニューハンプシャー州第1選挙区で議員に立候補し、共和党公認候補を獲得しましたが、最終的には総選挙で敗北しました。
2024年1月、リーヴィット氏はトランプ氏の2024年大統領選キャンペーンに大統領報道官として復帰しました。
そして今、彼女は過去のトランプ政権報道官であるショーン・スパイサー氏、サラ・ハッカビー・サンダース氏、マカニー氏の後を継ぎ、ホワイトハウス報道官の象徴的な役割を担うことになります。
写真:Wikimedia Commons