経験豊富な投資家、ロス・ガーバー氏は、先週月曜日のインタビューで、ビットコイン(仮想通貨:BTC)以外の暗号資産への個人投資家の資金投入には賛成しないとし、詐欺が増加し、政府の監督が弱まるだろうと警告した。
出来事:ガーバー氏はロイターとのインタビューで、ビットコインに親しい人物が次期政権に任命されたとしても、バブル相場中に発生する詐欺から小売投資家を保護することはできないと説明した。
ガーバー氏は「もうすでに米国では、特定のコインに詐欺が見られており、ビットコインが好調を呈し出すと、詐欺師も犯罪者も一斉に人々を狙い始める。」と述べた。
ガーバー氏は、投資家が自身の投資判断を「非常に非常に賢く」行わなければならないと説明し、規制が緩和されたことで個人投資家には何の利益もないと付け加えた。
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ガーバー氏はまた、彼の会社が過去10年間ビットコインに投資してきたとも述べた。そして、ビットコイン以外の何物にも投資しないことを勧告した。
米証券取引委員会(SEC)への最新の13F報告書によると、ガーバーカワサキは iShares Bitcoin Trust ETF(NASDAQ:IBIT)31,588株を保有しており、時価総額は156万ドルと推定されている。
なぜ重要なのか: ガーバー氏の発言は、ドナルド・トランプ大統領の下で米国の暗号資産政策の動向が変わりつつある兆候の中でなされたものである。
先週、トランプ大統領はベンチャーキャピタリストのデイビッド・サックス氏を、国家において初めての「AI・暗号資産つかさどり官」に任命した。これは、次期証券取引委員会(SEC)議長に暗号資産擁護派であるポール・アトキンズ氏を選出したことに先立つ出来事である。
以前、ガーバー氏は自身のフォロワーに対し、「ゴミコイン」から離れるよう忠告し、ウォール街のヘッジファンドを退職したばかりの人物によるツイートに対して反論した。
株価の動き:投資家の関心が高まる一方で、ビットコインは196万ドル安の96,559.01ドルで取引をしている。これは、直近24時間で2.88%下落したことを意味する。
ウェンディ・デイビス氏撮影
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