12月9日(月)、米国市場はテクノロジー株の下落を背景に続落し、Nvidiaは中国による不公正な取引防止法(反トラスト法)違反の疑いに対する調査がプレッシャーとなり、AMDはリーマンによる投資判断の引き下げによって下落しました。消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)などのインフレ指標が発表されるのを投資家は注視しており、今年12月に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)の会合に影響を与えると予想されています。
経済指標によると、10月、米国の卸売在庫は前月の0.2%増の9050億ドルとなり、予備見積もりと一致し、前月の低下を反転させました。
S&P 500構成銘柄の多くは下落し、その中で金融株、公益株、通信サービス株の下落が目立ち、一方で医療株と不動産株は上昇しました。
ダウ工業株30種平均は0.54%下落し、44,401.93で終了し、S&P 500は0.61%減の6,052.85で、ナスダック総合株価指数は0.62%減の19,736.69で終了しました。
本日のアジア市場動向
- 日経平均株価とマリン・トランスポート、鉄鋼、通信セクターの上昇をリードに0.55%上昇し、39,368.50で取引を終えました。
- S&P/ASX 200は0.36%下落し、8,393.00で取引を終え、IT、金融株、A-REITsセクターの下落が目立ちました。
- オーストラリア準備銀行は2021年に向けたインフレ目標への進捗が鈍化したとして、政策金利を4.35%に据え置くことを発表しました。 インフレは2026年までに目標レンジに達すると見られており、潜在的な政策緩和が遅れることになります。
- Nifty 50は0.01%上昇し、24,620.50で取引を終了し、Nifty 500は0.13%上昇し、23,322.10で終了しました。
- 上海総合指数は0.59%上昇し、3,422.66で取引を終了、深セン総合指数は0.73%上昇し、3,995.64で取引を終了しました。
- 香港ハンセン指数は0.50%下落し、20,311.28で取引を終了しました
05:30の時点でのユーロ圏の動向
- 欧州株50指数は0.45%下落しています。
- ドイツのダックスは0.09%減。
- フランスCACは0.69%下落。
- 英FTSE100指数は0.65%下落しています。
- 中国の貿易動向が弱いことを受け、鉱業株に売りが広がったことから、欧州株が8営業日ぶりに下落しました。 今後の焦点は、潜在的な連邦準備制度(FRB)の利下げに先立って米国のインフレ指標に移ります。
05:30の時点での商品市場動向
- WTI原油はバレル当たり67.98ドルで0.57%下落し、Brentは同71.77ドルで0.54%下落して取引しています。
- シリアの政権交代を受けて中東の緊張が緩和したことにより、原油価格は下落しました。 中国の景気刺激策の支持を受けて需要が後押しされる可能性にもかかわらず、原油価格は下落しました。
- 天然ガスは0.36%下落し、バレル当たり3.136ドルで取引しています。
- 金は0.40%上昇し、バレル当たり2,696.61ドルで取引を終えました。銀は0.36%下落し、32.490ドルで取引を終了し、銅は0.54%下落し、4.2525ドルで取引を終えました。
05:30の時点での米国市場先物動向
ダウ先物は0.02%下落、S&P500先物は0.01%下落、ナスダック100先物は0.05%上昇しています。
05:30の時点での外国為替市場動向
米ドル指数は0.16%上昇し、106.31で推移、米ドル/円は0.25%上昇し、151.56、米ドル/豪ドルは0.68%上昇し、1.5632で推移しています。
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