「コストコが大好きだよ」とは先日行われたデイリージャーナルの株主総会で故チャーリー・マンガー氏が語った言葉だ。
コストコはその直後に、2025会計年度の第1四半期の収益および1株当たり利益がアナリストの予想を上回ると発表した。
出来事マンガー氏は、昨年まで亡くなるまでコストコホールセール(NASDAQ:COST)の取締役を務めていた。この取締役は1997年に初めてウォーレン・バフェット氏に打診され、バフェット氏は「小売業は難しいビジネスだ」として辞退した。
一方で、マンガー氏はコストコのビジネスモデルを称賛し、その効率的な運営、低価格、会員制度などの小売りへの独自のアプローチを認識していた。
「コストコの株は私が大好きで、これからも売却しないつもりだ」とマンガー氏は先述の株主総会で語った。
「2022年初頭に、コストコがうまく機能しているように、アメリカの他のすべてのことが機能していたらよかったのになぁ」とマンガー氏は語った。
ベンジンガプロのデータによると、1997年以来、同社の株式は4536%上昇している。
なぜ重要なのか: コストコの経営陣は、第1四半期に同社が達成した4つの新たな成功を強調した。
同社の社長兼CEO ロン・ヴァクリーによると、「第1四半期にコストコロジスティクスは100万回近くの配達を完了し、先週だけで19万6000回の配達を実行した」とヴァクリーは述べた。彼は木曜日に行われたアナリストの収益に関する電話会議で、引き続き同社はeコマース市場でシェアを拡大し続けていると語った。
2つ目に、コストコの米国のベーカリー部門は、感謝祭を前にした3日間で、新記録の420万個のパイの販売を実現したとヴァクリー氏が述べた。
薬局のビジネスについて語ったヴァクリー氏は、「第1四半期において、米国のコストコ薬局ビジネスは処方箋の成長率が19%を超え、同ビジネスの新たな利用率の記録を樹立しました」と語った。そして最後に、ハロウィンの日にコストコのフードコートで、「274,000個のピザ全体が売れるという新記録を達成した」とヴァクリー氏は述べた。
「これらの成功は全て、当社が会員向け提供において引き続き強いビジネス力を持っていることを反映している」とヴァクリー氏は語った。
アナリストの予想
アナリストの見解: ベンジンガによると、コストコには26人のアナリストによる評価に基づいて、954.38ドルのコンセンサス価格予想がある。2024年12月5日時点でのJefferiesの発行した1145ドルというベンジンガが追跡するアナリストの中で最も高い価格予想である。一方で、最も低い目標株価は2024年3月11日にバークレイズが1145ドルで発表した。
最後に、Telsey Advisory Group、Oppenheimer、Jefferiesの3社による1073.33ドルの平均目標株価は、コストコにとって10.10%の上昇を意味している。
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