12月20日(金)、米国市場はソフトなインフレデータとFRBの鳩派コメントによって金利に対する懸念が和らいだことから、先週の水曜日に発生した損失の回復を果たし、緑の砂時計を形作った。主要株指数は全て上昇し、不動産とスモールキャップ株の駆動を受けた。ただし経済情勢の不透明感は残ったままで、株式市場は1週間の総決算でマイナスを記録し、数週間にわたる連続の上昇をストップさせた。
経済データ面では、11月の米国PCE物価指数は0.1%上昇し、0.2%の予想を下回った。一方、12月におけるミシガン消費者信頼指数は74に上昇し、4月以来の最高値を記録し、11月の71.8から上昇した。
S&P500指数の全セクターがプラスで推移し、公共事業、不動産、および情報技術株で目立つ上昇を見せた。
ダウ工業株30種平均は1.18%上昇し、42,840.26で終了、S&P500は1.09%高の5,930.85で引け、ナスダック総合指数は1.03%上昇し、19,572.60で終了した。
本日のアジア市場
- 月曜日、日経225は1.16%上昇し、39,172.50で終了、ガラス、化学、石油・プラスチック、不動産セクターの上昇を主導した。
- オーストラリアのS&P/ASX200は1.67%上昇し、8,201.60で引け、金融、消費者ディスクレショナリー、A-REITsセクターの上昇が牽引した。
- インドのNifty 50は0.66%上昇して23,743.90となり、Nifty 500は0.37%上昇し、22,412.30で終了、不動産、銀行、石油・ガスセクターの上昇が牽引した。
- 中国の上海総合指数は0.50%下落し、3,351.26で終了、深セン総合指数は0.15%上昇し、3,933.57で終了した。
- 香港株式のハンセン指数は0.82%上昇し、19,883.13で引けた。
午前6:00のユーロ圏市場
- 欧州STOXX50指数は0.19%下落。
- ドイツのDAXは0.21%下落。
- フランスのCACは0.02%減少。
- 英国のFTSE100指数は0.09%上昇。
午前6:00現在のコモディティ
- WTI原油はバレル当たり0.30%下落の69.25ドル、Brentはバレル当たり0.32%減の72.31ドル。
- 天然ガスは1.64%上昇の3.466ドル。
- 金は0.41%安の2,633.99ドルで取引が行われており、銀は0.62%上昇し30.135ドル、プラチナは0.50%上昇し4.1250ドルで取引されている。
午前6:00現在のアメリカ市場先物
ダウ先物は0.05%下落、S&P500先物は0.10%上昇、ナスダック100先物は0.26%上昇した。
FOREX取引(外国為替)
- 米国ダラーインデックスは0.45%上昇し、108.10を記録、米ドル/円は0.26%上昇し、156.82、米ドル/豪ドルは0.11%上昇し、1.5999で取引されている。
- FRBの利下げのペースが緩やかなものであると示す、控えめなインフレデータとFRBの予測によって、米ドルは2年ぶりの高値圏内に留まっている。
12月20日、米国市場はソフトなインフレデータとFRBの鳩派コメントによって金利に対する懸念が和らいだことから、先週の水曜日に発生した損失の回復を果たし、緑の砂時計を形作った。主要株指数は全て上昇し、不動産とスモールキャップ株の駆動を受けた。ただし経済情勢の不透明感は残ったままで、株式市場は1週間の総決算でマイナスを記録し、数週間にわたる連続の上昇をストップさせた。