多くの投資家が分散効果によりETFへの投資を好む金融市場の関係者に対して、最大の10銘柄がS&P500指数の約40%を占めているため、「失望することになるだろう」と述べたベンチャーキャピタリストがいる。
出来事の詳細: 億万長者投資家で元Facebookエグゼクティブのチャマス・パリハピティヤ氏は、わずか数銘柄に多くの資本が集中することで、投資のリスクが高まると説明している。
X曜日の投稿で、パリハピティヤ氏はS&P500指数内の銘柄の重みの不平等について強調し、「市場のボラティリティが存在する場合、分散が不足すると大きな損失を被る可能性がある」と述べた。
Kevin Gordon氏は、チャールズ・シュワブのディレクターおよびシニア投資ストラテジストとして同様の内容を示した。
Equal weight ETF’s are always available.
— Spencer Hakimian (@SpencerHakimian) December 28, 2024
ただし、これはS&P 500の重みを模倣するETFにも当てはまる。トロウキャピタルマネジメントの創設者であるSpencer Hakimian氏は、パリハピティヤ氏の投稿に対して、「Equal weight ETF’s are always available.」と言及したが、このようなETFにはリバランスと税のコストも伴う
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今回の出来事の重要性: S&P 500指数内で最も重要な10銘柄は次の通り。これらの銘柄には、それぞれ異なるクラスの株式を持つ「Magnificent Seven」と、Broadcom Inc(NASDAQ:AVGO)およびバークシャーハサウェイ(NYSE:BRK)も含まれている。情報技術セクターがS&P 500のトップ10銘柄の中で最も影響力のあるセクターだ。
構成銘柄 | シンボル | セクター |
Apple Inc | (NASDAQ:AAPL) | 情報技術 |
Nvidia Corp | (NASDAQ:NVDA) | 情報技術 |
Microsoft Corp | (NASDAQ:MSFT) | 情報技術 |
Amazon.com Inc | (NASDAQ:AMZN) | 消費者ディスクレッショナリー |
Meta Platforms Inc | (NASDAQ:META) | 通信サービス |
Alphabet Inc A | (NASDAQ:GOOGL) | 通信サービス |
Tesla Inc | (NASDAQ:TSLA) | 消費者ディスクレッショナリー |
Berkshire Hathaway | (NYSE:BRK) | 金融 |
Alphabet Inc C | (NASDAQ:GOOG) | 通信サービス |
Broadcom Inc | (NASDAQ:AVGO) | 情報技術 |
時価総額加重指数では、各銘柄の重みは通常、その会社の時価総額に比例しており、よって大企業ほど大きな影響力を持つ。一方、等重量指数は、各構成銘柄について、その企業規模に関係なく同じ重みを割り当てる。
S&P 500指数は今年、S&P 500等重量指数に勝利を収め、同様の結果を残しているETFも同様だ。 SPDR S&P 500 ETF トラスト(NYSE:SPY)は今年、25.89%の上昇を記録している一方で、Invesco S&P 500 Equal Weight ETF(NYSE:RSP)はわずか11.94%しか上昇していない。
指数/ETF | 6カ月 | 年初来 |
S&P 500指数 | 9.05% | 25.89% |
SPDR S&P 500 ETF トラスト | 9.11% | 25.89% |
S&P 500等重量指数 | 8.33% | 11.88% |
Invesco S&P 500等重量ETF | 8.43% | 11.94% |
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