プログレッシブ(NYSE:PGR)のフリーフロート株の売り建て比率は、最後のレポート以来14.86%上昇した。同社は最近、フロートのうち0.85%にあたる4.99百万株を売り建てしていると報告した。また、その売り建て株に対する取引が行われるようになるためには、総合取引量に基づいて、トレーダーが平均して1.65日かかることになる。
売り建ての比率が重要な理由
売り建て比率とは、売り建てされたままカバーされるか、もしくは清算されていない株式の数を指す。株を売り建て(現物株を売りたいと思ったときの手順)するとは、トレーダーが株価が下がることを期待している会社の株を売却することを指す。株価が下がればトレーダーは利を得、上がれば損をする。
売り建て比率を追跡することは重要であり、なぜならそれは特定の株に対する市場の考えを示す指標となるからだ。売り建て比率が増加すると、投資家がより悲観的な見方をするようになったというサインであり、減少すると、投資家がより楽観的な見方をするようになったというサインとなる。
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プログレッシブの売り建て比率(3ヶ月)
同上のチャートからわかるとおり、プログレッシブのフリーフロート株の売り建て比率は昨年の同時期以来増加している。これは短期的に株価が下がるという意味ではなく、ただ、より多くの株が売り建てされているということをトレーダーが認識しておくべきだ。
プログレッシブの売り建て比率をジャンル別に比較する
同業他社との比較は、会社の業績を測るためのアナリストと投資家の間で人気のある手法である。企業の業績と比較される企業は、業界、規模、年齢、財務構造などの特性が類似している企業のことを指す。企業の業績を比較するには、同社の10-K報告書やプロキシ報告書を読んでみるか、または自分で類似性を分析する。
Benzinga Proによると、フリーフロート株の売り建て比率をジャンル別に比較した結果、プログレッシブの売り建て比率は総合2.03%とのことで、この数字から、この会社のほうが多くのジャンルの企業よりも売り建て比率が低いことがわかる。
売り建て比率が上昇すると、株価が上昇するという意味になることを、投資家たちは実際、知っているのだろうか? Benzinga Moneyのこの記事では、その方法について詳しく解説している。
補足