米国株は上昇し、3大指数ともに今年初の週次利益を記録した
金曜日、市場全体のセンチメントは改善されたが、CNNマネーの「Fear and Greed(恐怖と欲望)指数」は引き続き「Fear(恐怖)」のゾーンに位置している。
米国株は金曜日、ダウ工業株30種平均株価指数が300ポイント以上上昇し、良好な立ち上がりとなった。
3大指数ともに、今年初の週次利益を記録した。先週のダウは3.7%上昇、S&P 500は2.9%上昇した。一方でナスダックは、先週その間に2.5%急騰し、12月以来の最大の週次のパフォーマンスを記録となった。
金曜日、ビッグテック株は上昇し、Tesla Inc.(NASDAQ:TSLA)の株は3%急伸し、その他のテック株でNVIDIA Corp.(NASDAQ:NVDA)の株は3%以上上昇した。
Fastenal C.o(NASDAQ:FAST)は予想を下回る四半期決算を発表。金曜日、J B Hunt Transport Services Inc。の(NASDAQ:JBHT)株は、同社が発表した四半期の1株当たり利益(EPS)が予想を下回った後、約7%下落した。
米国の産業データに関しては、12月には米国の産業生産額が市場予想の0.3%上回る0.9%上昇となった。住宅着工は前月比15.8%増の149.9万戸の年率換算に増加。建設許可は、同じく12月に年率148.3万件に減少する0.7%下落を記録した。
S&P 500の多くのセクターが好調で、金曜日の株価は消費者の雑貨、IT、通信サービス株が上昇を記録した。ただし、ヘルスケアと不動産の株は全体の市場動向とは異なり、セッションを下げて終了した。
金曜日、ダウは約335ポイント上昇し、43,487.83ドルで閉じた。S&P 500は1%上昇し、5,996.66ドルで終了し、ナスダック総合株価指数は1.51%上昇し、19,630.20ドルで金曜のセッションを締めくくった。
投資家は、金曜日には3M Co。(NYSE:MMM)、D.R. Horton Inc。(NYSE:DHI)、Netflix Inc。(NASDAQ:NFLX)が発表する四半期決算を待ちわびている。
「CNNビジネスFear & Greed Index」とは?
金曜日の読み取り値は37.7で、先週の34.1からも「Fear(恐怖)」ゾーンにとどまっている。
Fear & Greed Indexは、現在の市場のセンチメントを測定するものであり、高い恐怖心は株価に圧力をかけ、一方で高い欲望心はその逆の効果を持つという前提に基づいている。この指数は7つの均等な重みの指標に基づいて計算される。この指数の範囲は0から100までで、0は最大の恐怖を、100は最大の欲望心を示すものだ。
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写真提供: シャッターストック