ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)のアナリスト、リジー・ダヴ氏は、カーニバル(Carnival Corp)(NYSE:CCL)の株に関する35ドルの株価予測とBuyの格付けを繰り返した。ダヴ氏は、ここ最近行われた投資家向けのイベントについても次のようなコメントを提供している。
CCLのプライベートアイランドおよび独占的な行き先の開発戦略は、2023年時点で既に650万人の乗客を収容できているプライベートアイランドの利用率が2030年までに約1100万人へとほぼ倍増すると予測されており、これは大きなポテンシャルを示しているという。
このインサイトは多くの投資家から好評を博している。
2024年を13%という素晴らしい成長で結ぶことができた一方で、クルーズ旅行初心者の10%増という点でも、同社は2019年の業績水準に達していない特定のブランドとの間での”追いつき”の機会という、まだ達成されていない目標への自信を示すことになる、とダヴ氏は指摘している。
CCLは、一部のトップブランドにもまだブランドの勢いを維持するための相当な機会があると考えており、これが今後の財務的成長を推進していくだろう。
同社は、2025年までの予約の2/3を12月までに確保し、全てのブランドの値上げ率は前年同期よりも高いというダヴ氏のコメントも示すように、実際には、ブランドの勢いを維持できる新たな施策を講じることができる。
需要の急増がCCLの供給成長を大きく上回っているため、新船を導入して収益性を高めるか、あるいは、追加の需要を刺激することが必要というわけではない、とダヴ氏は指摘している。
その代わり、注力すべきは新しい船を導入することで価格を上昇させるよりも、既存の船からの売上げを最適化することである。
ダヴ氏によれば、新造船の遅れた予測ペースは、収益性と需要の増加にとってだけでなく、さらなる債務削減の余地をもたらすだろう。
同社の経営陣は、CCLには2026年度までに債務/純資産比率が約3.5倍という投資グレードのメトリクスを目指すという、バランスシートを改善し、債務を資本の価値に転換する強力な機会があると自信を持っている。
株価の動き:水曜日の最後のチェックでCCL株は25.54ドルで0.25%下落している。
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