複合型リソース企業であるテスラ社(NASDAQ:TSLA)は、上海に新設したメガ工場で初めて、同社の大型エネルギー貯蔵製品「Megapack」を製造したと月曜日に発表した。
出来事 上海メガ工場で製造ラインから出荷された最初のメガパックは、同社がX(Twitterの旧称)で投稿した投稿によると、まもなくオーストラリアへ輸送されるという。
The first Megapack rolled off the production line at the Megafactory Shanghai and will soon ship to Australia🎉@teslaenergy pic.twitter.com/ze0jXgO0B2
— Tesla Asia (@Tesla_Asia) February 11, 2025
『Megapack』は、大規模なエネルギー貯蔵用にテスラ社が製造しているパワフルなバッテリーであり、1つのユニットは3600軒の家庭を1時間分のエネルギーで動かすことができる3.9メガワット時以上のエネルギーを貯蔵できるとされている。
同社はこれまでメガパックを製造するための工場は米国外に1つも持っておらず、上海メガ工場は初めてのことだ。現在、テスラ社は米カリフォルニア州ラスロップにあるもう1つのメガパック製造専用工場を運営しており、同製品の年間生産能力は40GWhである。
テスラ社は昨年5月に上海メガ工場の建設を正式に開始し、建設開始から生産開始までの期間は1年にも満たなかった。
なぜ重要か テスラ社は、4四半期においてエネルギー発電および貯蔵部門からの売上高は30億ドルを超えたと発表し、前年同四半期の14億4000万ドルの売上高を倍以上にした。この四半期にテスラ社がエネルギー貯蔵製品の中でも最高の11.0GWhを展開したためだ。
同社のエネルギー部門からの売上高は、同四半期におけるテスラ社の総売上高に対して約12%を占め、自動車部門の売上高は77%を占めた。テスラ社は自動車部門の売上高が8%減のため、株式市場のコンセンサス推計値である257.1億ドルの四半期総売上高を上回ることができず、最終的にはこの値を下回る形となった。
テスラ社は引き続き、新たな市場を開拓しつつあるエネルギー部門に対して期待を寄せており、先月末には2025年度にエネルギー貯蔵展開が少なくとも前年比で50%以上増加すると予想していると報告した。同社が付け加えたところによると、同社は新たな市場開拓に伴い、パワーウォールとメガパックの両製品ともに供給が追いつかない状況であるという。
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