Advanced Micro Devices Inc(NASDAQ:AMD)は、AIに支えられた半導体ブームの中心にあり、トレーダーたちはこの波を乗ったり逆で打ったりするための新しいツールを手に入れた。
Direxionは、2つの新しい単一株レバレッジ型ETFおよび逆指数型ETFを立ち上げた。それが『Direxion Daily AMD Bull 2X Shares』(NASDAQ:AMUU)と『Direxion Daily AMD Bear 1X Shares』(NASDAQ:AMDD)だ。これらのファンドは、AMDの日々の上昇・下落に投資を大きくすることを望むトレーダーを対象にしている。
AMDを取引する高いリスクの方法
AMUUはAMD株の日次ハイレバレッジであり、これはAMDの株価が2%上昇した場合、AMUUは4%上昇するように設計されている(手数料と経費を除く)。一方、AMDDはトレーダーがAMDに逆張りできるようにするもので、その株価に対して1対1で逆の方向に動く。
AMDはこれにより、すでにNvidia Corp(NASDAQ:NVDA)、台湾半導体製造(NYSE:TSM)、Broadcom Inc(NASDAQ:AVGO)、Micron Technology Inc(NASDAQ:MU)など、半導体関連のETFを抱えるトレーダーたちに新たな選択肢を提供する。このタイミングは重要で、高性能チップへのAI駆動需要が急増しており、AMDはデータセンターなどでNvidiaとの支配権争いに巻き込まれている。
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短期取引、長期投資の対象ではない
しかし、これらのETFはハイオクタン取引の機会を提供する一方で、長期投資家には適さない。レバレッジ型および逆指数型ETFは毎日リセットされるため、市場動向を密に監視するアクティブなトレーダーにとって理想的な銘柄となる。長期間保有することは、複利の効果によって予期せぬパフォーマンスを引き起こす可能性がある。
半導体の景色をAIが変えつつある中で、AMDは引き続き、ブルとベアの両方ともが戦いを挑んでいる銘柄である。
そして、DirexionのAMUUおよびAMDDは、トレーダーたちにとって、AMDが急騰すると信じているか、修正が必要なところだと信じているかによって、熱を上げる手段を提供しているのである。
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写真: シャッターストック