最近の取引では、株価は1.05%上昇した3.06ドル(約331円)で取引されている。この1か月で、Laureate Education Inc.(NASDAQ:LAUR)の株価は6.67%上昇し、過去1年間では53.77%の上昇を見せている。このような業績を叩き出したことで、長期保有株主は楽観的になっているが、他の人々は株価収益率を確認して株が過大評価されていないかどうか調べる可能性が高いだろう。
Laureate EducationのP/E比を他の企業と比較
株価純利益率(P/E比)は、企業の一株当たり利益(EPS)に対する現在の株価を測定するものだ。これは、長期投資家によって過去の収益、企業の過去の収益、業界またはS&P 500などの指数の歴史的データおよび集計市場データと比較して、企業の現在の業績を分析するために使用される。P/E比が高いほど、投資家は将来企業がよく成績をおさめると予想しており、その株が過大評価されていると考えられるが、必ずしもそうとも限らない。これはまた、投資家が現在よりも株価が上がっていると予想しているため、今後の四半期に企業がよく成績をおさめると考えているとも解釈できる。このため、投資家たちは将来の配当の増加についても楽観視している。
Laureate EducationのP/E比は、「Diversified」のP/E比50.75の業界と比較して低い。理想的には、投資家はLaureate Educationの株が競合他社よりも悪い業績を叩き出すと考えるかもしれないが、それが過小評価されている可能性もあるだろう。
要約すると、P/E比は企業の市場業績を評価する投資家にとって価値のあるツールである一方で、慎重に用いるべきである。P/E比が低いということは株価が過小評価されているということもあるが、それが成長の見込みがないか、財務の安定性が弱いということを示唆する可能性もある。さらに、P/E比は投資家が投資決定を行う際に検討すべき多くの指標のうちの1つに過ぎない。投資家は投資決定を行う際に、他の財務比率、業界全般のトレンド、および質的要因といったものと併せてP/E比を評価すべきである。会社の財務健全性について包括的なアプローチを取ることで、投資家はより成功が見込める、よく情報がもとになされた投資判断を下すことができる。