3M社(NYSE:MMM)は、自動車製造の分野における先駆的な進化をもたらした、とも言えるパートナーシップを実施しています。
その相手はGeneral Motors社(ゼネラル・モーターズ)(NYSE:GM)で、このパートナーシップの成果として、活動的な組立ライン上で自動車の塗装リペアが実現しました。発表によると、
このパートナーシップによって、3MのFinesse-itロボティックペイントリペアシステムが導入され、製造過程中の塗装欠陥を特定し修復するために、ロボティクス、プロセスモデリング、研磨技術が統合されました。
このシステムは、キャデラックSUVを生産しているジェネラルモーターズのテネシー州スプリング・ヒル工場に導入されました。
なお、今後も他の工場への展開も計画されています。
3 Mのロボティックシステムは、自動車産業での広範な問題に対処します。つまり、生産過程での塗装の欠陥の修正です。
「GMでは、多くのプロセスがすでに自動化されており、これは自動化を考える上で非常に複雑な領域です」と、GMの塗料コンポーネント・造形製造責任者Ryan Odegaard氏は述べています。
「顧客向けの商品であれば、ディーラーに入って最初に目に入るものがペイント仕上げですから、これが完璧であることを確認しなければなりません。」
手作業でリペアを行うと、労働集約的で予測困難になることがあります。これに対してFinesse-itシステムは、スピードと精度の両方を向上させます。
このシステムは、高度なビジョンシステムを使用して、車両の表面欠陥を検査し、リペアの最良の戦略を開発するためのデータを収集します。
「私たちは、約10ミリ秒ごとにそのロボットに情報をストリーミングしています」と、3Mのシステム開発グローバルR&DディレクターMarcus Pelletier氏は語っています
「リアルタイムで行っているため、何か車に触れたときに何か異常を検出した場合…私たちは途中で動的に私たちの軌跡を変更できますので、私たちは常に正しい場所に着きます。」
株価情報: 本日水曜日の最終取引で3Mの株は0.16%高の149.22ドルで取引を終了しました。
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写真:John Gress Media Inc/Shutterstock.com