金曜のプレマーケット取引で、プラス・セラピューティクス【PSTV】(NASDAQ:PSTV) の株が上昇している。
同社は、『ネイチャー・コミュニケーションズ』医学ジャーナルにおいて、ルテニウム(186Re)オビスベメダの第1相臨床試験の結果を発表したと報告している。
当該治療は、グリオブラストーマ患者の安全性と有望な効果を示したという。グリオブラストーマは米国で年間約15000人の患者に影響を与える疾患であり、脳腫瘍の最も一般的で致命的な形態であると同社は述べている。
ベンジンガ・プロによると、過去5日間でPSTV株は100%以上上昇しているという。
関連記事:Campbell’s Faces Slower Growth: Analyst Cuts Price Forecast As Consumer Sentiment Could Weaken Further
昨日、米国食品医薬品局(FDA)は、肺がん患者の間での悪性髄膜腫の治療薬としてルテニウム(186Re)オビスベメダに対するオーファン・ドラッグ指定を承認し、同社の株価は311%以上上昇した。
この指定は、プラス・セラピュティクスの使命である「処遇法的選択肢の限られた」患者にとって、「切実に必要な」治療法を開発する上で重要な一歩であると、同社のチーフ開発責任者であるMike Rosol氏は述べている。
Rosol氏は、肺がんのリンパ管内腫瘍転移(LM)の発生率の上昇を踏まえ、新しい治療法への緊急のニーズを強調した。
ODDの獲得には、潜在的な市場の排他的利益、税額控除、規制料の免除など、未処遇の患者に革新的なソリューションを提供するための同社の取り組みを支援するいくつかの利点がある。
このマイルストーンは、ReSPECT-LM第1相試験の完了に続くものであり、Plus TherapeuticsはFDAと緊密に連携しながら、第2相および第1相の臨床試験を進めると同時に、本試験の戦略に関しても活動を強化している。
株価の変動:最終確認時点の金曜のプレマーケットでは、PSTV株は1.98ドル(約215.35円)で前場37.5%上昇している。
次の話題:
写真提供:Shutterstock