昨日の木曜日、米国の代表的な株価指数は乱高下でS&P500は調整局面入りした。この指数はトランプ大統領の関税政策における懸念により史上最高値から約10%下落したことが明らかになった。最近のインフレデータでは米国経済がより楽観的に見えるが、投資家は国際貿易政策リスクに関心を寄せており、エスカレートする関税が企業収益を弱体化させ、サプライ・チェーンを混乱させると懸念している。
S&P500は前日比1.4%減の5,521.52で取引を終え、ナスダック指数は2%減の17,303.02で終了した。ダウ工業株30種平均も1.3%減の40,813.57で終了した。
昨日、個人や機関投資家が注目した株式は以下のとおり:
D-ウェーブ クォンタム(NYSE:QBTS)
D-ウェーブ クォンタムの昨日の株価は18.73%の上昇、終値は6.91ドル、安値は6.04ドル、高値は7.12ドル。52週の取引幅は11.41ドルから0.75ドル。 昨日は、四半期決算発表で1株あたり8セントの損失、ウォール街の予想を1セント下回った。 四半期売上高は2,309万ドルで前年同期比21%減少していたが、予約が好調なことと楽観的な見通しにより、投資家の関心を集めた。
ドキュサイン(NASDAQ:DOCU)
ドキュサインの昨日の株価は6.78%下落、終値は74.70ドル、高値は79.36ドル、安値は74.26ドル。 52週の取引幅は48.70ドルから107.86ドル。 時間外取引での株価は11.65%上昇し、83.40ドルで取引を終了した。ドキュサインは四半期決算で7億7630万ドルの黒字、コンセンサスの予想を上回った。EPSも予想を上回る結果となった。
アルタビューティ(NASDAQ:ULTA)
アルタビューティの昨日の株価は4.48%下落、終値は314.47ドル、高値は3,29.54ドル、安値は309.01ドル。 ただし、時間外取引での株価は6.5%上昇、335ドルで取引を終えた。 52週の取引幅は574.76ドルから309.01ドル。昨日、アルタビューティは35億ドルの四半期決算を発表、予想を上回る結果となった。なお、1株当たりの利益も予想を上回っている。
メタ・プラットフォームズ (NASDAQ:META)
メタ・プラットフォームズの昨日の株価は、4.67%下落、終値は590.64ドル、高値は620.50ドル、安値は586.51ドル。52週の取引幅は740.91ドルから414.50ドル。ハイテク関連株の下落や関税の懸念が影響を与えた。
テスラ(NASDAQ:TSLA)
テスラの株価は2.99%下落、終値は240.68ドル。 昨日の高値は248.29ドル、安値は232.60ドル、52週の取引幅は、488.54ドルから138.80ドル。JPモルガンのアナリストによると、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)のトランプ政権との関わりがブランドの価値に影響を与えるとして、テスラは2022年以来の最低水準の四半期出荷台数 になると予想している。