宇宙探査企業Intuitive Machines Inc.(イントゥイティブ・マシーンズ)(NASDAQ:LUNR)の株は、同社が第4の月ミッションをイーロン・マスク氏の率いる宇宙企業SpaceXのファルコン9ロケットを使用して打ち上げると発表したことを受けて、火曜日に上昇しています。
この新たな月のミッションはIM-4と名付けられ、フロリダから打ち上げ予定で、NASAとの提携の一環として、通信機器のセットと科学機器を搭載します。
IM-4ミッションは、NASAの近地空間ネットワークサービス(NSNS)プログラムの一環として、Intuitive Machinesが引き続き行っている活動に貢献します。
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Intuitive Machinesは、NSNSの契約に基づき、地球直通(DTE)伝送機能と月の通信中継衛星ネットワークの両方を開発することを任されています。
2027年に打ち上げが予定されているこのミッションは、月の中継衛星のペアを展開し、将来のアルテミス作戦のための通信システムを強化することになります。
「月面への物資の投下とデータ中継衛星は、月の産業化戦略の中核を成しています」と、CEOのSteve Altemus氏は語っています。
IM-4は、商業用月面ペイロード(CLPS)プログラムの一環として、NASAがバックアップするペイロードを6つ、月面へ配備します。
これには、月の南極周辺を探査するための科学機器が含まれており、特に地下水を探索するための、欧州宇宙機関が率いる掘削システムが含まれます。
Intuitive Machinesは2024年に、自社のNova-Cランダーを用いて月面に初のアメリカ製ランダーを成功させました。これは1972年以来の出来事です。
同社は2025年に月の南極に2度目のミッションを実施しました。2度目のミッション中、会社のIM-2月面ランダーアテナは、月面に着陸する際に技術的な問題に直面しました。
アテナは、目標地点から250メートル離れた場所に横向きに着陸しました。これにより、電力発生装置とレーザーレンジファインダーからの測定値に問題が生じました。
Intuitive Machinesの2021年第4四半期の収益は、前年同期比79%増の5466万ドルとなり、同社は2025年の売上高が2億5000万ドルから3億ドルの範囲になると予想しています(市場予想は3億4247万ドルでした)。
株価動向:火曜日の最終取引時点で、LUNR株は10.5%高の1株7.87ドルで取引を終えています。
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