トム・リー氏は、財務長官のスコット・ベッセント氏と商務長官のハワード・ラトニック氏に、株式市場に対しポジティブな「政策ショック」をもたらすため、貿易協定の迅速化を要請した。
出来事リー氏は、チャールズ・ガスパリーノ氏の投稿をシェアし、「ホワイトハウスは成果を上げる必要がある」と述べた。
ガスパリーノ氏によると「成果を出す」とは、営業マンが「荒れた場面にぶつかった」ときに素早く何かをしなければならないという言い方だ。
リー、ガスパリーノ両氏によると、マーケットはベッセント、ラトニック両氏、およびトランプ貿易交渉チーム全体に対して同じことを伝えているという。
ガスパリーノ氏の投稿には「彼らは交渉を進めて、世界に知らせなければならず、しかもすぐにやらなければならない。なぜなら、この問題はより悪化しかねないからだ」という内容も含まれていた。
4月9日、ドナルド・トランプ大統領が率いる政権は、相互関税を90日間停止したが、どの国とも交渉した協定は発表されていない。
中国との駆け引きが続く中、リー氏は別の投稿で、月曜日に1兆4000億ドルが消えたことを強調し、ベッセント、ラトニック両氏に「これらの貿易協定を速やかに結ぶためのホワイトハウスの要請」を繰り返した。
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トランプ大統領のコメントにより、ダウ工業株30種平均株価を示すSPDR S&P 500 ETF トラスト(NYSE:SPY)が2.36%下落し、NASDAQ100指数を示すインベスコQQQトラスト、シリーズ1(NASDAQ:QQQ)も2.46%下落した。
米ドル指数が3年ぶりの最大下落率を記録する一方で、10年物国債利回りが4.42%、2年物国債利回りが3.77%にジャンプした。
不確実性の高まりの中で、金価格は1オンスあたり3,499.92ドルの新記録を達成した。
月曜日の取引終了後、NASDAQ100指数は過去最高の22,222.61ポイントから19.86%下落した。S&P500指数は、過去の6,147.43ポイントという記録から16.09%下落し、ダウ工業株30種平均株価も、45,073.63ポイントという過去1年間の最高値から18.09%下落した。
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