金曜のプレマーケット取引で、WeRide社 (NASDAQ:WRD) の株式が高騰しているのは、同社がアブダビでの完全無人車両のロボタクシー実証実験を開始したと発表したことが好感されたためである。このプロジェクトは、中東での初の実証実験となる。
今四半期からは、安全運転手なしで公道でテストが行われるWeRide社の自動運転タクシーのフリートが、アブダビのインテリジェント交通システムの開発において重要な前進を果たすものとなる。
同社のこの拡張に伴い、WeRide社はアブダビの交通量が多い2つの島、つまりアル・マリヤ島とアルリーム島にもロボタクシーの配車エリアを拡大することとなる。
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そして、2021年以来Yas島、Saadiyat島、およびZayed国際空港へのルートで安全に運営されてきたWeRide社のロボタクシーネットワークに、これらの新しいサービスエリアが加わることとなる。
商業用無人運転乗車サービスとアブダビでのさらなるサービスエリアの提供は、2025年夏以降段階的にローンチする予定である(規制当局の承認を待つ)。
特筆すべきはWeRide社がUAEにおける自動運転の成長を最優先してグローバルな拡大を加速しており、同社が持つUAEでの自動運転免許は2023年7月に発行されたものが初となる。
今月初め、WeRide社はUber Technologies, Inc.(NYSE:UBER)と、5年間で自動運転車両の拡張計画に15都市の追加を発表したばかりである。
2025年5月14日、WeRide社は中国での初の24時間無人運転乗車サービスを発表し、中心部の8つの無人ロボタクシーの実証運行ルートを設置した(リンクはこちら)。
株価動向: 金曜の最終確認時点で、WRD株は4.34%高の9.14ドルで推移している。
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写真提供:shutterstock