エリック・トランプが新たなハードアセットのリスクヘッジを持っているんだが、それはマンハッタンの摩天楼じゃない。トランプ・オーガナイゼーションの執行副社長であるエリック・トランプは最近のインタビューで、「ビットコインこそが本当にデジタルな金なんだ。これほどまでにリスクをヘッジする方法は他にない」と述べた。
出来事トランプは、自家持ち家業をベースにしている家族の一員でありながら、最近CNBCのインタビューで、ビットコイン(CRYPTO:BTC)の利点を列挙している。エリック・トランプが同インタビューで述べたように、「私たちはハードアセットを保有している家族なんだ…そして(ビットコインは)完全にリキッドなんだ。これを世界中のどこでも送金できるし、世界中のどこにでも持って行くことができる。24時間×7日、週7日間…これは信じられないくらいの価値を持っているんだ」と述べている。
彼は不動産のことについて、「非流動化」が起こるし、ホテルの売却には「12ヶ月かかるかもしれない」と認めている一方で、仮想通貨は「私たちがとても好きな世界に対するほぼ完璧な補完になる」とした。
トランプの発言は、ビットコインが106,000ドル近くで取引され、取引経済データによると金などの伝統的な避難所を下回る動きを見せている中で行われた。
「ビットコイン」の重要な指標の一つである1オンスあたり3220ドルを割り込んだ金の価格は、火曜日には106,000ドルに近い水準で取引されている。
注目すべきはトランプの立ち位置の変化は、哲学的なものだけではない。彼は最近、マイニング事業のアメリカン・ビットコインを共同設立し、今年後半にはGryphon Digital Mining社との合併を経てNASDAQ上場を目指すことにもなった。そして、彼はこの変化を、Bitcoinが不動産に対してスピードと柔軟性で勝る「価値の貯蔵庫」として宣言した。
この方針転換は、アメリカのためにビットコインの戦略準備を整える大統領ドナルド・トランプの3月の大統領令とも調和している。この大統領令によって、ビットコインはアメリカ合衆国のための戦略的な資産として活用されることになったのだ。
株式市場のコメント番組『マネーの虎』の元ヘッジファンドマネージャーであるジム・クレイマーは、最近のムーディーズの格付けの下落が最も影響を及ぼしていると感じる投資家に対して、ビットコインの購入を検討することを勧めている。
株価の変動執筆時点では、ビットコインは105,454.50ドルで0.14%下落している。
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【写真提供:Shutterstock.comのMaxim Elramsisy氏】