Pony AI Inc.(NASDAQ:PONY)は、自動運転企業として新たな節目を迎える指数の組み入れを受け、株価が上昇する動きを見せました。
同社は6月23日、中国企業による米国上場指数であるナスダック・ゴールデンドラゴン・チャイナ指数に公式に追加され、この指数に純粋な形で自動運転車両企業として唯一の企業となりました。
Pony.aiの組み入れは、アリババグループ(NYSE:BABA)のような大手テック企業と肩を並べていることを示しています。
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この指数は、現在73の企業が組み入れられており、アメリカの取引所に上場している中国企業の業績を示すものとして、世界中で追跡されています。
2016年に設立されたPony.aiは、自動運転車両技術に注力しており、中国の4大都市(北京、上海、広州、深セン)に約300台のロボタクシーのフリートを運行しています。
同社の車両はさまざまな交通状況や気象条件に対応可能で、実際のビジネスにおける運用応用をサポートしています。
同社は今年4月に、業界初となる自動車グレードのハードウェアを完全に統合した第7世代の自動運転システムを発表しました。このアップグレードによって、製造コストが約70%削減されました。
Pony.aiは2025年末までにフリートを1,000台まで拡大する予定です。
同社のCFOであるLeo Wangは「ナスダック・ゴールデンドラゴン・チャイナ指数に組み入れられることは、Pony.aiとしては新規上場企業としての節目である」と述べました。
また、同氏は世界中で自動運転のビジネス応用を推進するために、今回の指数への組み入れがもたらす広範な視認性が必要であるとも付け加えました。
同社の株価は6月24日に、組み入れを発表した後に16.7%上昇しました。同日、ナスダック・ゴールデンドラゴン・チャイナ指数自体は、1か月以上ぶりの最高日次パフォーマンスを記録し、3.3%上昇しました。
同社のイノベーションを追跡する投資家は、電気自動車分野の仲間であるXpeng Inc。(NYSE:XPEV)を検討することもできます。
株式情報会社Benzinga Proによると、PONY株は過去1年間で10%以上上昇しています。
株価の変動:上記の出来高確認時点で、水曜日のプレマーケットでPONY株は14.30ドルで7.84%上昇して取引されています。
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