Artelo Biosciences, Inc.(アーテロ・バイオサイエンス)(NASDAQ:ARTL)株は、1,170万ドルの出来高で取引されており、出来高平均(7.03万ドル)を上回っているBenzinga Proのデータによれば、このため株は上昇している。
この会社は、内因性脂質シグナル経路、内因性カンナビノイドシステム(ECS)を含む治療剤の開発に焦点を当てており、ART26.12を評価する初のヒト試験から、良好な結果が出たと発表した。
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この結果は、これまでに前臨床研究で観察されていたように、ART26.12は有望な安全性と薬物動態(PK)のプロファイルを確認した。
Phase 1 Single Ascending Dose(SAD)試験は、健康な被験者に対してART26.12の安全性、耐容性および薬物動態を評価するように設計されていた。この試験には49人の被験者が参加している。
重要な発見は以下の通りである:
- 全ての有害事象(AE)は軽度で一過性であり、自然消失している。ブラインドデータセットには薬剤関連の有害事象がなく、多数の評価(生命活動指数、心電図検査、臨床検査、身体検査、視覚アナログ気分尺度)で耐容性の問題や安全性のシグナルは検出されていない。
- 薬物の全量-曝露プロファイルを正常に評価できた。プラズマ分析の結果、ART26.12は、評価範囲全体にわたって、投与量依存的で線形な吸収を確認した。
- 推定される治療用プラズマ濃度と最高の曝露レベルとの間には、未来の研究において最大の有効性のためのテトレーションをサポートする、広い安全マージンが観察された。
ART26.12は、人間で臨床評価を受けた最初の、選択的で外因性に限局したFABP5阻害剤である。
ART26.12はFABP5を標的とすることで、既知の経路(例:TRPV1、PPARアルファおよびカンナビノイド受容体)を介して鎮痛作用を発揮する内因性脂質シグナル分子を変調させる。さらにナビゲーション1.8などの機構についても調査が行われている。
慢性疼痛治療製品の市場規模は、2023年に世界で970億ドルを超え、末期神経痛、関節リウマチ、線維筋痛症などの疾患の増加により、2030年までに1590億ドルを超えると予想されている。
ART26.12の安全性、耐容性および薬物動態を時間をかけて反復投与で評価するための、Multiple Ascending Dose(MAD)試験が今年の第4四半期に開始される予定。
先週、Artelo Biosciencesは、ART26.12の第1相試験結果およびART27.13のCAReS試験の第2相試験のリードアウトにおける臨床データの発表のために、純収益約142.5万ドルので市場でのプライベートプレイスメントを発表した。
このプレイスメントで、Arteloは136,844株の新株を発行し、93,179株の前払いワラントおよび関連するワラントを発行し、それぞれ株価5.82ドルで46万4,046株、株価10.00ドルで23万株を購入した。
この提供により、ArteloはART26.12の2相1試験の結果およびART27.13のCAReS試験の3相試験のリードアウトについての臨床データを発表するための十分な資金を提供できる。
株価動向:月曜日の最後のチェックで、ARTL株は1株19.89ドルで192.9%上昇していた。
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