C3.ai Inc.(NYSE:AI)は金曜日に暫定的な2026年度第1四半期の財務を発表した。Wall Streetの市場予想よりも大幅に下回る結果となり、売上高は約7,000万ドル、巨額の営業損失を見込んでいる。
この企業AIソフトウェア開発会社の業績は、今四半期に完了した社内の販売・サービス組織再編による短期的な混乱を反映している。株価は月曜日の時間外取引で30%下落した。完全な決算報告と2026年度の財務見通しは9月3日に発表される予定である。
同社は、第一四半期の売上高を7,020万ドル~7,040万ドル、コンセンサス予想の1億410万ドルを大幅に下回る水準で、GAAP基準の営業損失を1億2,470万ドル~1億2,490万ドルと見積もっている。
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非GAAP基準での営業損失は5,770万ドル~5,790万ドルの範囲で、四半期末時点の現金・現金同等物・有価証券の合計は7億1,190万ドルだった。
トーマス・M・ジーベルCEOは、リーダーシップの移行と彼自身の健康上の課題が営業に悪影響を与えたことを明らかにした。今年の第1四半期の業績が「受け入れられない」水準であることを認めたが、同氏は自社製品の優位性、市場における機会の大きさ、顧客満足度の高さを理由に回復への期待感を表明した。
新たな幹部には、執行副社長兼最高商務責任者(CCO)にロブ・シリング、EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)地域のゼネラルマネージャーにジョン・キッチングマン、北米東部営業のグループ副社長にジェフ・コスボーム、北欧地域のグループ副社長にラーシュ・ファーンストロームが就任した。長年の幹部であるアレックス・アマトは、専門職およびカスタマーサービス部門の責任者に就任した。
C3.aiの株価はここ数週間、変動の激しい展開となっている。7月24日には、ジーベルCEOの健康上の問題を背景にCEOの座が移行することを確認したリーダーシップ変更の発表を受けて株価が急落した。
関連ETF:Global X Artificial Intelligence & Technology ETF(NASDAQ:AIQ)、First Trust Nasdaq Artificial Intelligence and Robotics ETF(NASDAQ:ROBT)
価格の動き: 月曜日の時間外取引の終値時点で、AI株は30.1%安の15.44ドルで取引されていた。
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