Amazon.com Inc.（NASDAQ:AMZN）の傘下で次世代の交通技術を手掛けるZooxは6月24日、ラスベガス・ストリップ地区で専用設計のロボタクシーによる完全自動運転の配車サービスを開始した。
このサービスはiOSおよびAndroidアプリを通じてラスベガス・リゾーツワールド、AREA15、トップゴルフなどへの無料ライドを提供している。 料金制ライドは規制当局の承認待ちである。CEOのアイシャ・エバンスは「この画期的な旅の一部となることができて感激している」と語った。
ラスベガスは年間4,000万人を超える訪問者数を誇り、ロボタクシーの運用に最適な条件を備えている。Zooxの両方向車両にはハンドルやペダルがなく、4人乗りで専用の乗車エリアやコンシェルジュサービスが備わっている。
サンフランシスコでウェイトリスト受付開始
カリフォルニアの同社はサンフランシスコでウェイトリストの受付を始めているが、公式なサービス開始日については明らかにしていない。昨年11月から同地でテストを実施しているが、次はマイアミとオースティンへの展開を検討している。最高技術責任者のジェシー・レヴィンソンは、「自動運転車を作ろうとしていたわけではなく、人々の移動方法を根本から変えることを目指していた」と説明した。
規制当局の監視強化の中で競争激化
Zooxは、新興のロボタクシー市場でテスラ（NASDAQ:TSLA）やWaymo（NASDAQ:GOOGL）（NASDAQ:GOOG）と競合している。テスラは最近オースティンでの事業を拡大する一方、米連邦議会議員は自動運転車の規制について議論している。
上院議員のジョシュ・ホーリー（共和党・ミズーリ州選出）は、自動運転車は「働く人々にとってはひどいもの」であり、タクシー運転手やトラック運転手の仕事を脅かすため、事実上自動運転を禁止する法律を制定する考えだ。彼の提案した「自動運転車安全法」では、公道を走行する全ての自動運転車に車載の安全オペレーターを配置することが義務付けされることになる。
価格の動き：Benzinga Proのデータによると、6月24日終値は230.33ドル（-3.32%）、時間外取引では231.20ドルに上昇した。
AMZNは着実な勢いを示しており、BenzingaのEdge株ランキングで成長スコア92.37を獲得し、パーセンタイル順位は76となっている。これは全ての期間で同銘柄の株価が上昇傾向にあることを意味する。その勢いが他の人気銘柄と比べてどのようなレベルかをチェックしよう。
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写真提供：bluestork / Shutterstock
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