初の討論会でのジョー・バイデンの不振なパフォーマンスは、大統領が民主党の候補者として交代する可能性について議論を巻き起こした。新しいフラッシュ調査では、討論会の視聴者と彼らの意見が評価された。
バイデン対トランプ – 支持率: 討論会を視聴したり読んだりした視聴者のうちわずか32%がバイデンのパフォーマンスを承認したと、データ・フォー・プログレスのフラッシュ調査は示した。その内訳は、民主党員では63%となっている。
6月28日の調査には全国から1,011人の有権者が選ばれた。このサンプルサイズに関連する誤差率は±3パーセント。
一方、討論会を見たり読んだりした有権者の51%がトランプのパフォーマンスを承認した。
無所属の有権者によるバイデンの支持率は、トランプの支持率-50ポイントに対して-5ポイントとなっており、バイデンに対する不支持率が5倍も大きい。共和党員においても、バイデンとトランプの支持率の違いは顕著であり、それぞれ-85ポイント対+84ポイントとなっている。
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バイデン対トランプ:優勝者は… バイデンが討論会に勝利したと回答した有権者の割合はわずか30%で、一方トランプが優勢であるとした有権者は62%が回答。8%の有権者は分からないと回答した。共和党員の95%と無所属の68%が前大統領が討論会に勝利したと回答し、一方民主党員の27%がトランプを優勝者と考えていることが分かった。民主党員の61%がバイデンに勝者を選択している。
バイデンの年齢が押し戻された? バイデンが大統領には高齢すぎると感じる有権者の割合は67%で、トランプに対しては35%だった。調査機関によると、バイデンが年を取ったと感じる有権者の割合は、彼の施政の前後の時期と比べてほとんど変わらないという。
討論会後、53%の有権者はバイデンの年齢や体力、精神的健康についてより懸念を抱いており、4月下旬に行われた先行調査より3ポイント増加している一方、トランプの犯罪行為や民主主義への脅威についてより懸念を抱いている有権者はわずか42%だった。
バイデンの代替案? バイデンとトランプの2者間のマッチアップでは、トランプがバイデンを48%対45%のマージンで上回った。トランプの投票シェアは比較的安定しているが、「分からない」と回答した人の数が増加している。
調査では、トランプと副大統領カマラ・ハリス、ミシガン州知事のグレッチェン・ウィットマー、ペンシルバニア州知事のジョシュア・シャピロ、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューソム、イリノイ州知事のジェイ・プリッツカー、運輸長官のピート・ブティジェッジ、上院議員のエイミー・クロブチャー(D-Minn)、上院議員のコーリー・ブッカー(D-N.J.)の間の仮想的なマッチアップについても質問された。
ハリスはバイデンとトランプの個別の戦いで同様の結果を出し、他の代替候補も個別の戦いでバイデンよりトランプに対して顕著に優れた成績を収めたわけではない。
バイデンがもしも辞退するとしたら、誰が民主党の大統領候補としてバイデンの代わりになるべきかを尋ねられたところ、ハリスは39%を獲得した。次いで、ニューソムが18%、ブティジェッジが10%となっている。