オフィスに戻って仕事することを求める会社が増えている。チームで作業をする会社では、従業員の表情が見えないことを問題視する傾向がある。本来の職場環境を取り戻す動きとして、コロナ収束以降、会社のオフィスにて仕事をするよう求めるになった。
会社の要望とは裏腹に、自宅での勤務を継続したい人が一定数いる。味を占めるという表現は適切ではないが、自宅での勤務に慣れた人、人と一定の距離感がある社会環境、昼休みに自由に好きなことができる環境を知った従業員が会社の要求に反発する姿勢を見せている。
会社からの「オフィス復帰命令」を受け、自宅での勤務を希望する多くの従業員が、同時に辞職する事態が発生している。いわゆる「大辞職」が起こっている。会社にとっては、大きな問題となる「大辞職」だが、その辞職が全て労働者の意思によるものだとは限らないことが近日の調査から判明した。竹HRの調査によると、一定の企業は社員の解雇に「オフィス復帰命令」を利用していた。
同調査によると、「オフィス復帰命令」のような副社長令または社長令を含む社員に対しての命令の25%、人事担当者の18%は一連の「オフィス復帰命令」を通して、社内の「自発的な人事異動」への効果を期待していたと明かした。