過去1週間だけで、米国を拠点とする小売大手2社がBenzingaのEdge株ランキングの成長指標で大きな上昇を見せ、新たな勢いと大きな転換を示唆した。
小売株、成長指標で上昇
BenzingaのEdgeランキングにおける成長スコアは、企業の過去の収益と利益の伸びのペースに基づいて評価されており、短期・長期の両方のトレンドに均等に注目している。
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過去1週間で、2つの著名な小売株が成長指標で大幅な上昇を見せ、強力な四半期業績とそれに伴う良好な年間複合成長率を示した。
1.コストコ・ホールセール
倉庫型小売チェーン大手のコストコ・ホールセール(NASDAQ:COST)は、成長スコアが57.41から90.06に急上昇した。
これは、同社の強力な第4四半期業績による。アナリストのコンセンサス予想を上回る売上高と純利益を報告したのだ。さらに、コストコは積極的に倉庫の拡大を進めており、30カ所以上の新規開設を計画しているため、収益基盤がさらに拡大する見込みである。

この株は成長と質の面で高評価だが、勢いと価値の面では低評価だ。短期、中期、長期のいずれにおいても不利な価格トレンドを持っている。株式や競合他社についての詳細分析はこちら。
2.ビレッジ・スーパーマーケット
ニュージャージーを拠点とするビレッジ・スーパーマーケット(NASDAQ:VLGEA)の成長スコアは、58.47から90.1に上昇した。この上昇は主に、最近の四半期における力強い利益成長によってもたらされたもので、関税や貿易戦争、その他のマクロ経済的な不確実性に直面しながらも、同社の純利益率が拡大したことによる。
売上高の伸びは控えめだったが、この利益率の拡大により同社は損益分岐点を超え、成長ランキングの上昇につながった。

BenzingaのEdge株ランキングによると、同株は成長と価値の面で高評価だが、勢いと品質の面では低評価だ。短期、中期、長期のいずれにおいても不利な価格トレンドを持っている。株式や競合他社についての詳細分析はこちら。
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写真提供:Shutterstock経由のSteve Travelguide