金曜日に、ノバルティスAG(NYSE:NVS)は、キスカリ(リボシクリブ)のNATALEE第III相臨床試験の5年にわたる解析の結果を共有した。
このデータは、3年間のキスカリ治療後2年の中央値において持続的な利益を示した(中央値の追跡期間 58.4か月)。
結果は、キスカリ+内分泌療法で治療された高リスクのステージII及びIIIのホルモン受容体陽性/ヒト上皮成長因子受容体2型陰性の早期乳がん患者において、内分泌療法単独に比べて28.4%の再発リスク低下を示した。
関連記事:ノバルティス、腎疾患パイプラインを有望なデータで強化
5年の浸潤性疾患無再発生存率(iDFS)は、キスカリ+内分泌療法群で85.5%、内分泌療法単独群で81.0%であり、臨床的に有意な4.5%の改善を示した。
全生存率(OS)は引き続き有望な傾向を示しており、iDFSの最終解析に比べてハザード比(HR)が0.800まで改善し、信頼区間が縮小した(OS HR=0.892)。つまり内分泌療法単独に比べて20%の死亡リスク低下を示した。
NATALEE試験は、OS及びその他の長期的なエンドポイントに関する十分なデータが収集されるよう、引き続き追跡調査を行う。
価格の動き:金曜日の最終チェック時点で、NVS株は131.79ドルで0.78%上昇している。
次に読む:
画像:Shutterstock