<ユナイテッド・パーセル・サービス社(NYSE:UPS)は、同社が予想を上回る3四半期決算を発表したことを受けて、株価が上昇しています。
UPS社が昨年比5.6%増の222億ドルという決算を発表し、市場予想の221.4億ドルを上回りました。
調整後の1株当たり利益(EPS)は1.76ドルで、前年同期比12.1%増となり、市場予想の1.63ドルを上回りました。
今四半期の米国会計基準(GAAP)ベースでみた決算は、Coyote Logistics事業からの売却による1株あたり0.04ドル、36百万ドルの税引き後純利益を反映しています。この利益は、1株あたり152百万ドルの利益によって推進されましたが、1株あたり116百万ドルの自社変革費用による損失が相殺されました。
合算された運航利益は前年同期比47.8%増の198.3億ドル、調整後ベースで22.8%増の8.9%を記録。調整後の運航利益率は前年同期の7.7%から上昇しました。
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米国売上高は5.8%増の144.5億ドルとなり、日平均の取り扱い個数が6.5%増加しました。調整後の運航利益率は6.7%を記録。
国際セグメントの売上高は3.4%増の441億ドルとなり、1個当たりの売上高は2.5%増の218億ドルです。調整後の運航利益率は18%。
サプライチェーンソリューションズセグメントの売上高は8%増の338.4億ドルとなり、空輸の成長とUSPS航空輸送の継続的なオンボーディングが継続されています。調整後の運航利益率は6.4%。
2024年9月30日までの9ヶ月間のUPS社の運営キャッシュフローは、合計68.07億ドル、フリーキャッシュフローは40.38億ドルとなりました。
2024年の業績見通し(更新):UPS社は現在、約911億ドル(以前の見通し約930億ドル)の収益を予想しており、これは911.851億ドルのコンセンサスとは異なります。また、UPS社は9.6%の調整運営利益率(以前の見通し9.4%)を見込んでいます
UPS社は引き続き2024年の約40億ドルの資本支出を予測しています。同社は5.4百万ドルの配当金を見込んでおり、これについては取締役会の承認を得る予定です。
株価動向:最終確認時点の株価は142.49ドル(前場取引で8.43%高)(木曜日)。
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