保険大手Cigna Corporation(ニューヨーク証券取引所:CI)は、今年第3四半期の売上高が637億ドルとなり、前年同期比30%増を記録し、583.5億ドルのコンセンサスを上回る結果となった。
この増加の背景には、エバーノース・ヘルス・サービスの大幅な拡大があり、大口のクライアント獲得と強力な特殊ボリュームの拡大が影響を与えた。
2024年第3四半期の調整後の運用利益は5%増の結果となり、エバーノース・ヘルス・サービスからの強力な寄与が反映され、特にスペシャルティおよびケアサービスが強かった。 一方で、純投資収益が減少したことで一部が相殺された。
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Cigna Healthcareの売上は3%増の1316億ドルを記録し、この結果は、見込まれる基礎医療費の増加をカバーするための保険料率の増加と、個人および家族のプランの顧客数減少による一部の相殺が反映されている。
1株当たりの医療費率(保険料に占める請求金額の割合)は前年比2.8%増の82.8%となり、ビジネスミックスと2024年第3四半期の1日余分な営業日を反映した結果。
四半期間中の総保険料は4.0%増の114.4億ドルとなった。
エバーノース・ヘルス・サービスの売上は36%増の526.4億ドルとなった。薬局特典サービスの売上は50%増の287.9億ドル。
医療顧客の総数は2.9%減の1905万人となった。一方で、総顧客関係は12%増の1億8351万人に増加した。
薬局の総顧客数は22%増の1億2000万人となった。1株当たり調整後EPSは前年比7.51ドル(前年比6.77ドル)増の結果となり、ウォール街の予想を7.20ドルで上回った。
会社側のガイダンス: Cignaは2024年の1株当たり調整後EPSは最低28.40ドルとの予想を裏付け、コンセンサスが28.50ドルである。同社は2024財政年度の医療費率が81.7%〜82.5%と予想している。
株価動向: 木曜日の最後のチェックでCI株は325.18ドルで3.93%上昇している。
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