医療品・医療機器の流通分野におけるリーディングカンパニーであるOwens & Minor Inc.(オーエンズ・アンド・マイナー)(NYSE:OMI)は、2024年第3四半期の調整後1株利益が前年同期から0.44ドルから0.42ドルに減少し、市場予想の0.41ドルを上回る結果を発表した。
同社の売上構造は27億2000万ドルで、これは前年同期比で5%の増収であり、市場予想の26億8000万ドルを上回る結果となった。
患者直販の売上は6億8700万ドルで前年同期比6%の増収であり、糖尿病および睡眠補助具といった複数のカテゴリーの強みによって牽引された。
製品&ヘルスケアサービスの売上は20億ドルで前年同期比5%の増収で、医療品流通部門での同店売上の強められたポジションと1日の追加販売日が主な牽引力となっている。
2024年第3四半期の売上は2400万ドル、調整後の売上は8400万ドル。調整後のEBITDAは前年同期比5%の増加で14億2000万ドルとなった。
オーエンズ・アンド・マイナーのエドワード・A・ペシカ社長兼最高経営責任者(President & Chief Executive Officer)は、「当社の第3四半期の決算は、短期および当社の戦略的イニシアチブに対するコミットメントを実行する能力を示しています。患者直販部門は引き続き、成長著しい在宅ケア分野で好調に推移しており、一方で当社は利益を上げるための長期的な成長をサポートするための投資を継続しています。製品&ヘルスケアサービス部門では、特に最近の新規顧客獲得と既存顧客との関係の強化に支えられ、引き続き堅調なトップラインの結果を出しています」とコメントした。
見通し:オーエンズ・アンド・マイナーは、2024年通期の売上が105億〜109億ドル(市場予想の107億1300万ドル)から106億〜108億ドルになると予想している。
また、同社は2024年の調整後1株利益が1.40〜1.70ドル(市場予想の1.60ドル)から1.45〜1.55ドルになると予想している。
ペシカ社長は最後に「今後の見通しについては、2024年下半期から2025年第1四半期にかけて、四半期ベースで良好なシーケンシャル成長とキャッシュフローを示せると確信しています。各セグメントは、2024年を締めくくり、未来を見据えるにあたり、過去数四半期の季節要因と投資が活かせるはずです」と語った。
株価動向:月曜日の最終取引でOMI株は12.26ドルで8.27%安。
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