仮想通貨ビットコイン(CRYPTO:BTC )の投資としての代替と見なされている株式のMicroStrategy Inc.(NASDAQ:MSTR )は、移動平均(MA)テクニカル指標から買いサインを受け取った。
出来事:金融市場分析プラットフォームTradingViewによると、この株のシンプル及び指数のほとんど全ての移動平均が「Buy」と評価し、その結果「Strong Buy」の総合シグナルが発動した。
移動平均は、常に更新された平均価格を生み出すことで価格データを平滑化する。通常、価格が移動平均の上にある場合、トレンドは上向きになり、価格が移動平均の下にある場合、トレンドは下向きになる。
その一方で、モメンタム指標は異なる結果を示した。株の短期価格と長期価格を比較する移動平均収束発散(MACD)指標は、本稿執筆時点で「売り」のサインを出している。
同様に、株の買われ過ぎ・売られ過ぎの状態を検出するために使用される相対力指数(RSI)も、「ニュートラル」の読みを示している。
MicroStrategyのオプション取引市場の分析では、ベアリッシュ感情が見られた。
本稿執筆時点で、同社の株式は売り/買いの比率(Put/Call Ratio)が1.2で、これは株式市場分析プラットフォームFintelの調査によるもので、下値の賭けが上値の賭けよりも多いことを示している。
なぜ重要か:2010年8月にMicroStrategyはビットコインを主要な準備資産として採用し、この戦略を追求する初の公開上場企業となった。
その時点以来、この株は1989%の価値を獲得し、人工知能の大手企業であるNvidia Corp.を含むウォール街の大手企業を上回った。当該株は、今年に入って225%の利益を上げ、2024年の「マグ7」企業のリーダーシップを握った。
同社の財務諸表によれば、MicroStrategyはバランスシート上のビットコイン252,220BTC(時価総額173.7億ドル)を保有している。
同社は、今後3年間でさらに多くのビットコインを購入するため、資本増強と債務調達を行い、合計420億ドルを調達すると発表した。
株価アクション:本稿執筆時点でMicroStrategyの株は、月曜のレギュラーセッションで2.93%値を下げた後場取引で1.06%上昇している、 Benzinga Proのデータによれば。
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写真提供:MicroStrategy