水曜日、仮想通貨市場で最大の上昇を見せたのがワールド・ネットワーク(WLD)だ。
出来事:分散型ID確認プロジェクトのネイティブ通貨であるWLDは4%以上急伸し、過去24時間で3番目に好成績を収めた。
トークンの取引量は8億1900万ドルに急伸し、大きな買い勢力が示された。
この急上昇は、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(Ethereum)(それぞれ2.71%、3.19%下落)といった市場の大物が下落した中でも続いている。
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なぜ重要なのか:この急上昇の背景には、ドナルド・トランプ大統領がオープンAI(OpenAI)の野心的な5000億ドルのプロジェクト「スターゲート」を発表したことがある。
なお、昨年、World Networkプロジェクトの創設者でCEOのサム・アルトマン氏が立ち上げたワールド・ネットワークは、過去にもアルトマン氏とオープンAIに関するニュースに伴い、トークンは急騰している。
同プロジェクトは、昨年、Worldcoinとして立ち上げられたが、人々の虹彩を収集し、その人間性を認証し、デジタルIDを作成し、無料でWLDトークンを受け取る資格を与えるというものだ。
ただし、このプロジェクトは個人データのプライバシーに関する懸念から政府の監視を受けている。このため、ワールド・ネットワークプロジェクトは、香港、ケニア、スペインなどで禁止されている。
株価の変動:執筆時点でWLDの取引は1株2.25ドルで推移し、24時間で4.31%上昇している。データによると、この仮想通貨は年初来で7.56%上昇している。昨年は、この数字が42%下落した。
画像提供:ShutterstockのCryptoFX
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