ビットコイン、ドージコインは上昇、イーサリアムは予想以上のインフレ率の冷え込みで横ばい

木曜日(現地時間:水曜日) の主要暗号資産は、インフレ指標の低下の発表によりリスク選好が後押しされ再び上昇した。

出来事： ビットコインは早朝に84,000ドルを超えたが、利益確定に押され、その後は急落。ビットコインは徐々に上昇して8万3000ドルのレベルで安定した。

この日、動画共有プラットフォームのランブル(NASDAQ:RUM）は、1700万ドルのビットコイン(BTC）購入を発表。

イーサリアムは、保有者が2,000ドルの上昇を待ちわびる一方で、1,850ドル～1,950ドル圏内の不安定な推移が続いた。イーサリアムの時価総額は、さらに8.5％減少だが、ビットコインは引き続き61.2％の市場シェアを維持している。

ビットコインが86,800ドルに急上昇した場合、約5億ドルのショートポジションが清算されるというリスクがある。

過去24時間で、ロングポジションで15,000万ドルの損失、ダウンサイドベットで1億1900万ドルの損失が発生した。ビットコインのオープンインタレスト(OI)は過去24時間で1.44％増加。興味深いことに、デジタル資産の最大プラットフォームでのショートポジションをとるトレーダーはロングポジションをとるトレーダーよりも多い。

暗号資産の恐怖と貪欲の指数によると、市場は引き続き「恐怖」ゾーンで、さらなる下落の可能性を示唆している。

上昇率トップ（24時間）

この時点で、世界の暗号資産の時価総額は24時間で0.68%増の2.71兆ドルとなった。

木曜日(現地時間:水曜日)、主要平均株価は回復した。S&P 500は0.49%上昇、5,599.30で終了。 テクノロジー株の比率が大きいナスダック総合株価指数は1.22％上昇、17,648.45で終了。 一方、ダウ・ジョーンズ工業株30種平均は3日続けて下落、0.20％マイナスの41,350.93で終了。

2月の消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ観測が高まったことにより回復に向かった。

CMEフェッドウォッチツールによると、3月と5月の会合での利下げの可能性は低いと見られているが、6月の会合では25ベーシスポイントの利下げの確率は68％を示している。

アナリストの見方: オンチェーン分析で有名なサンティメント(Santiment）によると、テザー（CRYPTO:USDT）のオンチェーンアクティビティが急増、送金が6か月ぶりの高水準に達した。

サンティメントは「テザーなどのステーブルコインのアクティビティが価格下落時に急増するということは、トレーダーが購入の準備をしている。そのため、さらなる買い圧力は暗号資産の価格を回復させる」とも示している。

💸 Tether’s on-chain activity has been rapidly rising, with over 143K wallets making transfers yesterday alone (a 6-month high). When $USDT & other stablecoin activity spikes during price drops, traders are preparing to buy. Added buy pressure aids in crypto prices recovering. pic.twitter.com/siFOR7vSf7

— Santiment (@santimentfeed) March 12, 2025

人気の暗号資産アナリスト、アリ・マルティネス（Ali Martinez）氏によると、ビットコインのチャートには逆ヘッドアンドショルダーのパターンが見られ、これによりビットコインが91,000ドルに向けて急騰する可能性が示唆されている。

逆ヘッドアンドショルダー(head and shoulders)とは、価格下落の可能性から上昇トレンドに反転する可能性を示す。

If this is an inverse head-and-shoulders pattern, #Bitcoin $BTC could see a bullish breakout toward $91,000! pic.twitter.com/35m6sNUc47

— Ali (@ali_charts) March 12, 2025

ShutterstockのSvetlanaParnikova氏撮影の写真

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