BlackRock Inc(NYSE:BLK)は世界最大の資産運用会社であるが、同社の上場投資信託(ETF)をトークン化する方法を検討しているという。この動きは、実世界の資産をブロックチェーンに載せるというウォール街のより広範な取り組みの最新のものである。
BLKは上昇傾向にある。こちらで技術的な設定を確認できる。
ETFは24時間365日利用可能に?
この動きは規制当局の承認が必要となり、ブルームバーグは関係筋の話として報じている。
簡単に言えば、これは通常は市場時間中に株式市場で取引されているファンドの株式が、ブロックチェーン上でトークンとして発行されることを意味する。
ブラックロックはiSharesブランドの下で数多くのETFを提供しているが、その中には、人気のiShares MSCIエマージング・マーケッツETF(NYSE:EEM)、iShares Bitcoin Trust ETF(NASDAQ:IBIT)およびiShares Core S&P 500 ETF(NYSE:IVV)が含まれる。
ブラックロックはコメントを求めるベンジンガの質問にすぐには答えなかった。
こちらもおすすめ:明日IPOを迎えるBlack Rock Coffee Bar, Inc.について知っておくべきこと
トークン化の物語は熱を帯びている
しかし、これはブラックロックのトークン化への初の試みではない。昨年、同社はBlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund(BUIDL)を立ち上げた。これにより適格投資家は米ドルの利回りを獲得できる。
BUIDLはイーサリアム(CRYPTO: ETH)上に立ち上げられたが、現在では合計7つのブロックチェーンでアクセス可能となっている。このファンドは、この記事執筆時点で20億ドルを超える市場評価額を誇っていた(Rwa.xyzによる)。
今週初め、Nasdaq Inc. (NASDAQ:NDAQ)は、同社の市場プラットフォームでトークン化された株式の取引を可能にするためのSECへの提出書類を提出した。このトークン化された株式は従来の株式と同様の権利と利益を保有者に提供すると同社は述べている。
これに先立ち、Robinhood Markets Inc. (NASDAQ:HOOD)は、ヨーロッパでトークン化された株式を立ち上げたが、その中にはOpenAIやSpaceXなどの大手民間企業の株式も含まれている。
価格の動き: Benzinga Proのデータによると、BlackRock株は木曜日に2.84%高の1,134.18ドルで取引を終えた。今年に入ってからこの株は10%以上値上がりしている。
この記事執筆時点でこの株はやや高めのモメンタムスコアを示したが、バリュースコアは低めだった。ポートフォリオに加える高バリュー株を探している? Benzinga Edge Stock Rankingsが役立つかもしれない。

次を読む:
シャッターストック経由の画像