仮想通貨取引所のBybitは、フランスでの規制強化を受け、出金と保有サービスを終了すると9日発表した。
出来事:Bybitはフランスのユーザーに対し、アカウントへのアクセスや資金移動に関連して生じる問題を避けるため、2025年1月8日午前8時(協定世界時)までに資金を引き出すよう呼びかけた。
取引所は、フランスでライセンスを取得した仮想通貨保管業者であるCoinhouseに、10USD Coin (CRYPTO: USDC)を超える未収資産を引き継ぐと述べた。残高が10USDC未満のアカウントについては、Bybitはアカウントを閉鎖する前に、利用可能な資産から10USDC相当の解約手数料を徴収するという。
Bybitは先月、フランスのユーザーが新しい取引商品を取得することや、ポジションを増やすことを制限したと述べている。
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今回の出来事の意義:Bybitは、フランスの金融市場規制機関であるAMF(Autorité des Marchés Financiers)が最近の動向として挙げたことを退く理由としている。同様の規制違反を理由に、取引所は今年5月以来フランスでブラックリスト入りしている。
Bybitが規制の課題に直面するのは今回が初めてではない。昨年、U.K.金融行動監視庁が規制を強化したことを受けて、取引所はイギリスでのサービスを一時停止せざるを得なくなった。また、Bybitは現時点では米国の居住者に対するサービスの提供も行っていない。
ByBitは、Coingeckoによると、過去24時間で90億ドル以上の取引を可能にしている世界最大の仮想通貨取引プラットフォームの1つだ。 Bitcoin(CRYPTO:BTC)、Ethereum(CRYPTO:ETH)、およびその他多くのコインが、このプラットフォーム上で取引されている。
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