ブルームバーグによると、仮想通貨交換業者のDMMビットコインは5日、不正流出した顧客のビットコインの保証に向けた財務基盤確保のため、グループ会社からの増資よりも借り入れにより、500億円を調達すると発表した。
発表すると、3日にすでに50億円を借り入れたという。増資により7日に480億円、10日に20億円を調達する計画。すでに3日には50億円を借り入れたという。流出相当分のビットコイン市場への影響に配慮しながら調達する方針を占めている。流出の原因については調査中という。
DMMビットコインは5月31日、約480億円相当のビットコインが不正流出した件で、全額を補償する方針を示していた。同社はインターネットを通じて、エンターテインメント事業などを広く手掛けるDMM(東京都港区)のグループ企業。
関連記事:DMMビットコイン 482億円相当のビットコインが流出
今回の資金調達により保証のための資金確保に目度をつけた。
鈴木金融相は4日、不正流出について「大変遺憾」とし、報告命令に基づき、「原因究明を含む当社の取り組みをしっかりとフォローして利用者保護の観点から適切に対応していきたいです。」と述べていた。