仮想通貨プロジェクトのWorld Liberty Financialが、11日に10,000万ドル(約11億円)相当のイーサリアム(Ethereum)(CRYPTO:ETH)を購入した。
出来事の詳細: チェーン上でのトラッキングプラットフォームであるLookonchainによると、World Liberty Financialは1ETH当たり3,801ドルの単価で2,631ETHを購入するため10,000万ドル分の安定コインUSD Coin(USDC)を使った。この購入で現在の市場価格で約14,571ドル(約16億円)相当のETHを保有することになる。
チェーン上のデータによると、同プロジェクトはChainlink(CRYPTO:LINK)1,000万ドルとAave(CRYPTO:AAVE)1,000万ドルも保有している。
これらの購入は、World Liberty Multisigウォレットを介して行われたもので、資金はUSDCから変換された。
World Liberty Financialのチームは、これらの購入についてBenzingaからの問い合わせに対し、即座には回答していない。
株式の動き:
今回の出来事の背景: World Liberty Financialは、人気のある分散型金融プロトコルであるAaveのハードフォークとして9月に立ち上げられ、仮想通貨で資金調達ができるようになるとしてプロモーションが行われてきた。これにより、ユーザーは仮想通貨に対して借入、貸出、利子の受け取りが可能となる。
WLFIトークンは、プラットフォームのガバナンストークンを担い、ユーザーは借入、貸出、その他のDeFi活動に従事することができる。
このプラットフォームは最初、トークンプリセールを通じて3億ドルの資金を調達を目指していたが、10月には需要が限られていることから、その目標を3000万ドルに引き下げた。
本稿執筆時点で、Dune Analyticsのダッシュボードによると、このプロジェクトは5569万ドルを調達しており、仮想通貨の大物、ジャスティン・サン氏が3000万ドルを投資し、最終的にはプロジェクトの顧問に就任したことで支えられている。
トランプ氏とその家族は、このプロジェクトを積極的にプロモーションしており、選出された大統領と関連のある会社であるDT Marks DEFI, LLCもこのプロジェクトからWLFIトークンを受け取ることになっている。
株価の動き: 記者がこの記事を書いている時点で、1イーサリアムは1銭(393.593ドル)で取引されており、24時間で7.48%上昇している。 Benzinga Proのデータによると、
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