XRP(暗号通貨:XRP)とソラナ(暗号通貨:SOL)は最終的なテクニカルサポートレベルにあり、トレーダーはこのまま決定的な下落が起こるとアルトコイン市場全体で清算が多発する警告をしている。
ソラナの価格予測:219ドルのサポートか、完全な崩壊か?

ソラナは222ドル前後で取引されており、225ドルからの急反発後、219ドル近辺の上昇トレンドラインのサポート維持に苦戦している。
このレベルは222ドルのフィボナッチの50%戻しと短期EMAに沿っており、重要なサポートゾーンが形成されている。
4時間足チャートの大まかな構造は大きな対称三角形を形成している。
219ドル割れは214ドル(0.382戻し)および205ドルへの動きにつながる可能性があり、さらに下落リスクは190ドルまである。
上方には、強気派は229ドル以上の終値を記録する必要があり、0.786のフィボナッチレベルが三角形の上限に達している240ドルの再テストにつながる。
240ドルの上抜けは、テクニカルストーリーの253ドルへのシフトを意味し、回復力の再確認となる。
GalaxyHQのマルカントニオはソラナを「デジタルのパナマ運河」と比較し、2030年までにトークン化された証券取引で支配的になる可能性を予測している。
大まかな見通しは依然ポジティブだが、短期的なセットアップは誤りの余地がない。
XRP、最後の防衛線へ

XRPの主要なテクニカルレベル(情報源:TradingView)
XRPは2.81ドル近辺で取引されており、7月中旬以降維持されている上昇トレンドラインのサポートをテストしている。
このレベルは2.85ドルの50日EMAに沿っており、潜在的な下落の前に最後のテクニカルレイヤーが作成されている。
2.80ドル割れは高値形成を否定し、次のサポートゾーンとして2.70ドルと2.64ドル(200日EMA)を露呈させる可能性がある。
XRPの勢いがさらに弱まると、夏のラリーの基盤となった1.89ドルに向かう可能性がある。
強気派にとって回復は、下降トレンドラインの抵抗が上方の試みを抑える2.92ドル、そして3.10ドルの奪還にかかっている。
このレベルを上回る終値を記録した場合のみ、短期的な上昇モメンタムが回復し、3.50ドルの方向への動きにつながる可能性がある。
重要な理由
ソラナの219ドルやXRPの2.80ドルなどのサポートレベルは単なるチャートレベルではなく、アルトコインのレバレッジの断層線である。
数十億ドル相当のオープンポジションがこれらの範囲に存在しているため、これらのラインが1つでも破られると連鎖清算が多発する可能性がある。
イーサリアム(暗号通貨:ETH)は4,500ドルの抵抗と戦っており、ビットコイン(暗号通貨:BTC)は122,000ドルの奪還を試みている。こうした状況の中で、主要銘柄がアルトコインのサポートレベルの生存可能性を左右するかもしれない。
主要銘柄の安定と壊れやすいアルトコインのサポートの収束は、市場構造の転換点としては異例のほど決定的である。
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