「DeFi(分散型金融)」に焦点を当てた分散型ウォレットプラットフォームのTidusが、Wormholeを統合したクロスチェーン転送を簡素化するために、Mayan Swift SDKを統合した。
出来事 今回の統合により、ユーザーはEthereum(CRYPTO:ETH)とSolana(CRYPTO:SOL)のブロックチェーン間で、USDC(CRYPTO:USDC)やUSDT(CRYPTO:USDT)といったステーブルコイン、ETHおよびSOLといったネイティブトークンを簡単に転送することができる。
2024年11月末までに、Tidusはこの機能をEVM互換チェーン全てに拡張する予定であり、これによりDeFiをより多くのユーザーに利用しやすくすることを宣言した。
「この統合により、クロスチェーン転送が可能な限り簡単で安価になり、ユーザーは今すぐイーサリアムとソラナ間、そしてまもなくすべてのEVMチェーン間で資産を安全かつシームレスに転送できるようになります」、Tidus WalletのCEO兼創設者であるDan Mulligan氏はBenzingaと共有したプレスリリースの中で語った。
小売ユーザーの間でのDeFiの受け入れは限定的な状況が続いており、高い取引手数料や技術的な障壁のため、暗号通貨の保有者のうち5%未満しか活発に活動していない。
Tidus Walletの統合は、これらの障壁を低減させ、迅速で費用対効果の高い、かつユーザーフレンドリーなクロスチェーントランザクションを提供しようとしている。
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このプロセスはたった三回のクリックで完了するため、あらゆる経験レベルのユーザーが簡単かつ安全に資産を橋渡しできる。
Wormholeの統合はトランザクションのセキュリティを向上させ、その堅牢なインフラを活用してユーザーの資産を転送中に保護する。
Tidus Walletのアプローチは、ユーザーが資産を直接他のウォレットに橋渡しできるようにすることで、エラーの余地を最小限に抑える。
プラットフォームが効率を追求することで、広範な受け入れを促進する上で重要な要素である、ユーザーに追加の費用を課さずにガス手数料を削減することが保証されている。
iOS、Android、Chromeでダウンロード可能なこのウォレットプラットフォームは、分散型資産管理を革新することを目指している。
次の展開 この革新性については11月19日にBenzingaの「デジタル資産の未来」イベントでディスカッションの対象となるだろう。同イベントではデジタル金融のリーダーがブロックチェーン技術の未来を探る予定。
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