CNNマネーの恐怖と強欲指数は市場のセンチメント全体の低下を示したが、この指数は火曜日に「強欲」ゾーンに留まった。
火曜日の米国株はおおむね下落して終え、ナスダック総合指数はこのセッションで300ポイント以上下落した。新たな強気の原動力が欠如していたため、投資家はここ数ヶ月にわたる株価上昇の利益を確保した。
今回の株価の後退は、ドナルド・トランプ大統領、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、欧州指導者間の和平協議が何の進展ももたらさなかったことを受けてのものだった。投資家は現在、今週後半に予定されているジェローム・パウエル連邦準備理事会議長の演説に注目している。パウエル議長の演説は利上げに関するより明確なシグナルを含む可能性があるためだ。
インテル・コーポレーション(NASDAQ:INTC)は日本のソフトバンクグループが同半導体製造企業に20億ドルの投資を発表したことで7%上昇し、月間の利益を27%まで伸ばした。最新の四半期決算でアナリスト予想を2つの指標で上回ったことを受けて、パロアルトネットワークス(NASDAQ:PANW)は3%超の上昇を見せた。
経済指標の面では、7月の米国の新規住宅着工件数は前月比5.2%増の142万8000件となった。7月の建築許可件数は142万4000件の年換算で、前月比2.8%減少した。
S&P 500のほとんどのセクターはプラスで終え、火曜日は不動産、公益事業、生活必需品セクターの株が最大の上昇を記録した。しかし、情報技術と通信サービスの株は市場全体のトレンドに逆らい、セッションをマイナスで終えた。
ダウ工業株30種平均は10ポイント程度上昇し、44922.27ドルで取引を終えた。S&P 500は0.59%下落して6411.37ドル、ナスダック総合指数は1.46%下落し、21314.95ドルとなった。
投資家は本日、TJXカンパニーズ(NYSE:TJX)、ターゲット(NYSE:TGT)、ロウズ・カンパニーズ(NYSE:LOW)の3社の決算結果を待っている。
CNNビジネスの恐怖と強欲指数とは?
指数は60.3で、前回の63.6から低下したものの、火曜日は「強欲」ゾーンに留まった。
恐怖と強欲の指数は、現在の市場のセンチメントの尺度である。これは、恐怖が高まると株価に圧力がかかり、強欲が高まると逆の効果が現れるという前提に基づいている。指数は7つの指標に基づいて算出されている。0が最大の恐怖を表し、100が最大の強欲を表す0から100の範囲の指数である。
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